【木村隆のマーケット&銘柄観察】M&Aキャピタルパートナーは、中小企業のM&Aニーズを吸収

2013年11月27日 12:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  M&Aキャピタルパートナー <6080> (東マ)はやや調整色の強い展開になっている。同社は、11月20日に東証マザーズ市場に上場されたばかりのニューフェース。上場当日は買い気配のまま終わり、翌21日に、公募価格3000円の3.3倍の1万円で初値を付けた。ただ、公開人気が大きく盛り上がった反動で利食い売りが先行しているほか、なお公募価格を大きく上回る水準にあるため、利食い売りが継続。上場日以降はやや低迷局面。

  同社は、国内の中堅・中小企業マーケットを中心に、M&Aの仲介事業を手掛ける。経営者の高齢化や後継者不足などから、中堅・中小企業の事業承継問題が深刻化する中、中堅・中小企業オーナーに対するアウトバウンド(ダイレクト)・マーケティングを展開。M&Aを活用した問題解決などを提案し、M&Aの譲渡企業を発掘している。また、インターネットやセミナー、協業先からの紹介などのインバウンド・マーケティングも併用し、M&Aニーズの開拓を進めている。

  前2013年9月期は売上げ11億5700万円(前々期比7.8%増)、営業利益6億100万円(同3.8%増)の小幅増収益決算となった。今2014年9月期は売上げこそ13億200万円(前期比12.5%増)となるが、営業利益は5億8200万円(同3.1%減)の小幅減益決算が見込まれている。利益の低迷は、業容拡大に伴う人材の確保及び教育などの費用がかさむため。そうした足かせが外れる来2015年9月期以降、業績は上伸基調を明確にしていくものと思われる。

  長期不況と少子高齢化のなかで中堅・中小企業のオーナーの高齢化が進行、事業承継問題に起因したM&Aの市場ニーズは堅調に推移していくことが予想される。そうした先行きの展開力が押し目買いニーズを呼び込み、株価の値戻しが進展することが予想される。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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