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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアフラッグは下値切り上げ、中期成長力を評価して急伸も
店舗覆面調査のメディアフラッグ <6067> (東マ)の株価は10月の戻り高値から一旦反落したが、下値は着実に切り上げている。今期(13年12月期)好業績や中期成長力を評価して出直りの動きを強めそうだ。
店舗・店頭に特化して流通・飲食チェーンや消費財メーカーのマーケティング活動を支援する企業だ。覆面調査サービスなどでチェーンストアの店舗活性化を支援する流通支援事業、店舗巡回サービスなどで消費財メーカーの店頭強化を支援する営業支援事業を主力として、店舗・店頭状況をデータベース化する独自ソフトウェアを提供するASP事業、コンビニエンスストアなどを運営するストア事業を展開し、小売・飲食店舗などの受託運営事業、流通・小売企業に特化した事業再生事業、ASEANを中心とした海外事業も拡大する。
覆面調査サービスなどに携わるメディアクルーの登録数は13年6月末時点で全国17万人超に達している。また顧客の業種は多岐にわたり、リピート契約率は約9割に達しているようだ。世界的なスポーツ用品メーカーのアディダスを主要顧客としており、20年東京夏季五輪開催も追い風となる。
中期目標値として4年以内に売上高100億円を目指し、M&Aも積極活用する方針だ。13年8月には関西で推奨販売事業を展開するキャビック、10月には和菓子を製造販売する十勝を子会社化した。流通ノウハウを投入して十勝の店頭活性化を図るとともに、データ収集やOJT研修などを通じて各種マーケティング業務とのシナジーを拡大する。なお9月に発表したROIの子会社化については株式取得を延期して業務提携を実施する。
11月8日発表の第3四半期累計(1月~9月)連結業績は、売上高が23億14百万円、営業利益が1億41百万円、経常利益が1億41百万円、純利益が77百万円だった。非連結ベースの前年同期との比較で見ると10.3%増収、6.6%営業減益、1.4%経常増益、1.3%最終減益となる。売上面では主力の流通支援事業、営業支援事業とも新規受注が好調に推移したようだ。
通期の見通しについては前回予想を据え置いて、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、そして純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。新規受注が増加するようだ。通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が70.9%、営業利益が59.3%、経常利益が61.0%、純利益が60.6%とやや低水準だが、第4四半期(10月~12月)がクリスマス・年末年始商戦に向けて繁忙期となることを考慮すれば、通期見通しの達成は可能だろう。
11月22日に発表した13年10月度実施数は、リアルショップリサーチ(覆面調査)が6919で前月比14.4%増、リアルショップサポート(ラウンド・推奨販売等)が1万7828で同39.1%増、合計が2万4747で同31.2%増だった。アパレルやメガネなどの装飾品、エステなどの美容関連、さらに家電製品の売場演出などでも稼働が増加しており、来期(14年12月期)も好業績が期待される。
なお11月1日に株主優待制度の導入を発表している。毎年12月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、100株以上1000株未満保有株主に対しては1000円相当の菓子詰め合わせ、1000株以上保有株主に対しては3000円相当の菓子詰め合わせを進呈する。
株価の動きを見ると、10月中旬に動意付いて10月28日の663円まで急騰した。その後は人気が続かず一旦反落したが、安値圏500円割れ水準まで下押す動きは見られず、概ね500円台後半の水準で推移している。今期好業績見通しを評価して下値を切り上げる展開のようだ。
11月25日の終値566円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円19銭で算出)は18~19倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は3.3倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に転換した可能性があり、中期成長力を評価して出直りの動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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