金融政策イベント待ち、個人は材料系に集中/ランチタイムコメント

2013年11月20日 11:59

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記事提供元:フィスコ


*11:59JST 金融政策イベント待ち、個人は材料系に集中
 日経平均は小幅に下落。15.05円安の15111.51円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えている。19日の米国株式相場は下げていたが、シカゴ日経225先物清算値は大証比60円高の15210円だったほか、為替市場ではドル・円が1ドル100円台を回復していることもあり、日経平均は3日ぶりに反発して始まった。公的年金改革で政府有識者会議が20日にまとめる最終報告書を前に、基本ポートフォリオ見直しに対する期待感なども手掛かり材料となった。
 ただし、寄り付き直後に15209.67円と15200円を回復する局面をみせたが、その後はじりじりと上げ幅を縮めてマイナス圏に。円相場は再び100円を下回るなど、円高に振れたことも手掛けづらさにつながった。セクターでは、繊維、パルプ紙、ゴム製品、サービス、食料品、鉱業などがしっかり。一方で、石油石炭、保険、海運、銀行、電力ガスなどが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。また、19日に新規上場のANAP<3189>は買い気配で推移。今日上場のメディアドゥ<3678>とM&Aキャピタル<6080>ともに買い気配から始まっている。
 日経平均は高値圏でのこう着が続いている。公的年金改革で政府有識者会議が20日にまとめる最終報告書を前に、結果を見極めたいとするムードもありそうだ。また、米国ではFOMC(連邦公開市場委員会)議事録の発表を控えていることや、日銀政策委員会・金融政策決定会合の結果と黒田日銀総裁の記者会見を見極めたいムードもありそう。
 物色としてはシャープ<6753>、ドワンゴ<3715>、ソフトバンク<9984>、東レ<3402>など、材料が出ている銘柄に資金が集中しており、物色意欲は旺盛のようである。そのほか、年金改革では市場の関心が集まっていた「JPX日経インデックス400」構成銘柄には利益確定。一方、日経平均に採用されていながら、JPX日経インデックス400から漏れている銘柄には、買い戻しとみられる動きが見られている。(村瀬智一)《FA》

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