欧米為替見通し:NYダウの動向とバーナンキFRB議長の講演に注目へ

2013年11月19日 17:06

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記事提供元:フィスコ


*17:07JST 欧米為替見通し:NYダウの動向とバーナンキFRB議長の講演に注目へ

本日19日の欧米市場のドル・円は、史上最高値を更新中のNYダウの動向とバーナンキFRB議長の講演に注目する展開となる。

ドル・円の注文状況は、上値には、100円00-10銭にドル売りオーダーが控えており、11月決算のヘッジファンド勢の円売り持ちポジションの利食いで、上値が重い状況となっている。下値には、99円50-60銭にドル買いオーダーが控えており、米系企業の12月末決算に向けた利益送金のドル買いで下げ渋る展開となっている。

NYダウは、16000ドル台に乗せて史上最高値を更新したが、著名投資家のカール・アイカーン氏が「米国企業の業績は低金利に支えられているに過ぎず、現在の株価水準について非常に警戒しており、大きく下落する可能性がある」と警告したことで上げ渋る展開となった。

NYダウの上昇トレンドは、2009年3月から始まったが、背景には、2008年秋から始まったバーナンキFRB議長の量的緩和による流動性供給がある。

バーナンキFRB議長が5月にテーパリング(量的緩和縮小)を示唆した時、NYダウは大幅に下落したが、イエレンFRB副議長が示唆したように、異常な「非伝統的金融政策」の結果としての4兆ドルのバランスシートは、いつか正常な「伝統的金融政策」への回帰によって手仕舞われる。

しかし、イエレンFRB副議長が標榜する金融政策「最適コントロール」による利上げ時期は、2015年後半となっており、「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」(ジョン・テンプルトン氏)には、まだ時間がかかるのかもしれない。

【今日の欧米市場の予定】

19:00 ユーロ圏・9月建設支出(8月:前月比+0.5%)
19:00 独・11月ZEW景況感調査(現状予想:31.0、10月:29.7)
21:00 トルコ中央銀行が政策金利発表(4.50%で現状維持の予想)
22:30 米・7-9月期雇用コスト指数(予想:+0.5%、4-6月期:+0.5%)
04:15 シカゴ連銀のエバンス総裁が講演予定《KO》

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