ムーディーズが米大手銀を格下げ、連邦政府の救済余力乏しく

2013年11月15日 10:27

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記事提供元:フィスコ


*10:28JST ムーディーズが米大手銀を格下げ、連邦政府の救済余力乏しく
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、ゴールドマン・サックス(GS)やモルガン・スタンレー(MS)、JPモルガン・チェース(JPM)を含む大手米銀の信用格付けを引き下げました。上記3行の長期無担保シニア債の格付けは、それぞれ1ノッチ引き下げられて「Baa1」「Baa2」「A3」に。また、各行の劣後債についても1ノッチの格下げが決定されています。

格下げの理由として、ムーディーズは「ドッド・フランク法」に伴う米金融機関への規制監督強化を踏まえたものだと説明。この体制下では銀行救済に税金を利用することが禁じられ、もし銀行が破綻危機に直面すれば解決機関が設立され、預金者にも損失を分担してもらう可能性が生じます。

今回、格下げされた銀行の大部分について、ムーディーズは昨年にも格付けを引き下げた経緯があります。銀行業界の幹部は追加格下げを「不当だ」と非難していますが、米連邦政府に銀行救済余力が乏しくなっているのも事実。米国の銀行は格下げで資金調達コストが上昇する中、自己資本拡充への必要性に迫られている格好です。

(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》

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