【編集長の視点】インテリWは続落も黒字転換業績をバックに株式分割の権利取り妙味

2013年11月12日 12:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  インテリジェント ウェイブ(インテリW) <4847> (JQS)は12日、1250円安の2万8800円まで下げて5営業日続落している。今年8月に発表した今年12月31日を基準日とする株式分割を歓迎して3万5800円の戻り高値をつけ、3万円台固めの売り買いが交錯しているものだが、下値ではこの分割権利取りの買い物が底流しており、今6月期業績の黒字転換が予想されていることもサポート材料視されている。

  株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約行動計画」に沿い、同社株式の利便性と流動性を向上させ、1単元を100株とする単元株制度を採用するために実施するもので、12月31日を基準日に1株を100株に分割し、単元株制度の効力発生日は来年1月1日を予定している。

■スマホ向け新製品「Feceコンシェル」の販売も強化

  一方、同社の今6月期業績は、売り上げ60億円(前期比2%増)、経常利益4億円(前期は5億8700万円の赤字)、純利益2億5000万円(同3億4900万円の赤字)と急回復を見込んでいる。前期業績は、同社の主要顧客のクレジットカード業界で、先送りされてきたシステム更新やハードウェアの更新などの設備投資案件の受注が増加、同社売り上げは前々期12%増と続伸したが、一部大型プロジェクトで当初見積もりを上回る外注費などの経費が発生し、製造原価が大幅に増加、受注額を上回る経費が発生して不採算化したことなどが響き赤字転落した。

  これに対して今期業績は、受注段階で開発案件の金額見積もりを堅実に実施して、クレジット業界のカードローンのフロント業務の引き合い増加に対応、セキュリティ業務では、国内外でクレジットカード不正利用検知システム「ACE Plus(エースプラス)」や6月に発売した情報漏えい対策システム「CWAT(シーワット)」の最新バージョンの販売を進め、その他事業では、企業のウェブサイトやスマホサイトを訪問、利用する顧客を適正ページに誘導、的確に応答する新製品「Feceコンシェル(フェイスコンシェル)」の販売を強化することなどが寄与する。

■半値戻し水準から年初来高値奪回の全値戻しにトライ

  株価は、「CWAT」の最新バージョン発売などのセキュリティ事業の相次ぐ新製品発売でつけた年初来高値3万7500円から2万1900円まで調整、今期業績の黒字転換予想と株式分割を手掛かりに3万5800円の戻り高値をつけ、足元では調整幅の半値戻し水準の3万円大台固めを続けている。再度、相場格言通りの「半値戻しは全値戻し」にトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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