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ECB内部で深まる亀裂、経済危機後退がもたらすドイツ造反のリスク
記事提供元:フィスコ
*09:05JST ECB内部で深まる亀裂、経済危機後退がもたらすドイツ造反のリスク
先週7日に開かれた欧州中央銀行(ECB)政策理事会では、大方の市場予想に反して政策金利が0.25%引き下げられた。
ユーロ圏の失業率が過去最高を更新したこと、10月のインフレ率が市場予想を大幅に下回ったことが追加利下げの根拠になったようだが、これに加え、ECBのドラギ総裁は利下げによる通貨ユーロの減価を狙っていたとの観測も持ち上がっている。
さて、今回のECB理事会では、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁などが利下げに反対する意思を示し、来月までに出そろう経済統計の結果を見極めたいと主張したもよう。
事前予想でも、ECBが利下げを見送る理由として“経済指標を良く読みたいため”“拙速な利下げを回避したいため”などが列挙されており、バイトマン総裁の意見の方が市場のムードにより近かったと言えそうだ。
ECB内部では、ユーロ圏経済への危機意識が薄まるにつれ、加盟各国の利益を優先した意見が目立ってきているようだ。英フィナンシャル・タイムス(電子版、10日付)によると、ECB委員会の政策議論では目立って北部と南部代表との亀裂が深まってきたという。
特にドイツで高まる反ECBセンチメントがドラギ総裁による思い切った政策遂行の妨げになると懸念されており、引いては欧州銀行同盟の先行きにも暗雲を垂れ込ませる可能性が指摘されている。《RS》
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