ECBのサプライズ利下げ デフレに対する警戒感高まる

2013年11月8日 10:54

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記事提供元:フィスコ


*10:54JST ECBのサプライズ利下げ デフレに対する警戒感高まる
7日のECB理事会での0.25%利下げはサプライズとなった。消去法的に買われてきたユーロが急落、ユーロ円は133円台半ばから一時131.20円台(NY終値131.72円)と波乱の展開となった。欧州株は発表直後に1%以上の急騰となったが、米株軟調もあり、英仏がマイナス、ドイツも0.44%高に上げを削った。

ユーロ買いのポジションが手仕舞いを余儀なくされたことで、連動する他のポジションでも手仕舞いの動きを誘ったこと、利上げの背景となった景気低迷、デフレ転落懸念への警戒感が出たためと考えられる。ドラギECB総裁は、日本型デフレにはならないと「先手防衛」を強調しているが、米国経済同様、需要の弱さを市場は警戒している可能性が考えられる。5日の欧州委員会の秋季経済見通しは、14年のGDP伸び率を1.1%と予測、ユーロは上昇傾向が続くとの見通しを示した(先進国通貨に対し、13年5.8%、14年0.9%の上昇)が、脆弱国の輸出環境維持のためにはユーロ高の是正が必要と見られた可能性もある。《MK》

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