概況からBRICsを知ろう~インド市場は続落、米量的金融緩和を長期継続への期待感が後退

2013年11月7日 10:42

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記事提供元:フィスコ


*10:42JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は続落、米量的金融緩和を長期継続への期待感が後退

【ブラジル】ボベスパ指数 53384.60 -0.83%
昨日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比447.25ポイント安(-0.83%)の53384.60で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは21、値下がり51と売りが優勢。石油・ガスと素材を除くすべてのセクターが下落し、中でも通信や公益に売りが集中した。

朝方は狭いレンジでもみ合ったが、その後は下げ幅を急速に拡大させた。通貨レアル安の進行を受け、ブラジルからの外資流出懸念が高まった。ブラジル中央銀行のマンテガ総裁が財政赤字の拡大を抑制するため、残高を常にチェックすると発言したことが警戒材料。政府報告によると、先週には財政赤字の残高が対国内総生産(GDP)比で3.3%まで上昇し、2009年以来の高い数値を記録したという。なお、この日のレアル為替レートは一時1米ドル=2.2974レアルまで上昇し、約8週間ぶりのレアル安を記録した。

【ロシア】MICEX指数 1499.95 -0.40%
_6日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比5.99ポイント安(-0.40%)の1499.95で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり16、値下がり34と売りが優勢となった。MICEX指数はこの日、終値ベースで約1カ月ぶりの安値を更新し、1500の大台を割り込んで引けた。

小幅高で寄り付いた後は利益確定売りに押され、引けにかけて下げ幅を徐々に拡大させた。ロシア株の見通しが引き下げられたことが圧迫材料。バンク・オブ・アメリカ/メリルリンチ(BOA/ML)は最新リポートで、ロシア株の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。原油価格の下落がロシア株を直撃するほか、原油輸入をめぐる中国とイランの交渉が再開されたことも、ブレント原油(ロシアの主要輸出品目)の価格に悪影響を与えると指摘した。

【インド】SENSEX指数 20894.94 -0.38%
6日のインドSENSEX指数は続落。朝方は前日終値を挟んでもみ合う展開。米国で良好な経済統計が発表され、米連邦準備理事会(FRB)が量的金融緩和を長期間続けるとの期待感が一歩後退。半面、ゴールドマン・サックス証券などのアナリストらがインド株式のリコメンドを引き上げたことが投資家心理の改善につながった。資産内容の悪化が根強い重しとなる金融株が下落。中盤以降は上海総合指数など他のアジア株の軟化を警戒した売りが優勢になった。

【中国本土】上海総合指数 2139.61 -0.82%
6日の上海総合指数は4営業日ぶり反落。銀行株などの下落が相場の足かせとなった。中国人民銀行(中央銀行)がインフレや不動産価格、地方債務問題への警戒感を示したことが不安材料。また、過剰生産企業への貸し出しを規制するとの政府指針や、銀行間業務の貸倒引当金が引き上げられるとの観測報道も売りを誘った。また、週末に米中の主要経済指標や中国共産党の中央委員会第3回全体会議(三中全会)といったイベントを控え、手控えムードが継続した。《FA》

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