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ECBが早ければ今月にも追加利下げへ、驚きのインフレ指標などで
記事提供元:フィスコ
*09:39JST ECBが早ければ今月にも追加利下げへ、驚きのインフレ指標などで
きのう10月31日のニューヨーク(NY)外国為替市場ではユーロ相場が大幅に下落し、対ドルでは6カ月ぶりの下げ幅を記録しました。原因となったのは失業率の上昇とインフレ率の低下。
欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏失業率は12.2%と過去最悪を更新。10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI、速報値)は前年同月比0.7%上昇し、前回9月の1.1%から大きく下落して約4年ぶりの低水準となりました。ブルームバーグがまとめた市場コンセンサスでは、失業率が12.0%、CPI上昇率は1.1%が見込まれていました。
特にCPIの低迷を“サプライズ”と評価するエコノミストは多く、UBSでは欧州中央銀行(ECB)が11月7日の政策会合で政策金利を0.25%引き下げて0.25%に設定すると予想。従来は2015年末までの据え置きを予想していました。
ECBの政策金利予想を変更したのはUBSだけでなく、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)も7日の0.25%利下げを指摘。ほかにBNPパリバ証券、JPモルガン・チェース、スコシア銀行も従来予想を早めて12月の利下げに変更しています。
ECBが目標とするインフレ率は2%で、今後も物価統計が予想以下の伸びにとどまればECBがユーロ高への懸念を強める可能性があります。ECBのドラギ総裁が7日の会合でユーロ高とインフレ鈍化の連関性に懸念を表明する公算は大きく、7月以降に上昇基調を強めてきたユーロ相場に変調が出てくることも想定できるようになりました。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》
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