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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップは5月高値に急接近、07年以来の1000円台目指す
システムキッチン大手のクリナップ <7955> の株価は一旦調整したが、すぐに切り返して高値圏に回帰している。今期(14年3月期)好業績を評価して5月高値を試す流れに変化はなく、07年5月以来の1000円台がターゲット水準だろう。
システムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、全国102カ所のショールームへの集客強化、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。
今期の連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。生産拠点増強に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などで小幅増益見通しだが、新設住宅着工戸数の堅調な推移や消費増税前の駆け込み需要が追い風であり、システムキッチンの中高級品が好調である。通期増額の可能性が高いだろう。11月7日に第2四半期累計(4月~9月)の業績発表を予定している。
なお9月30日に東京都家具厚生年金基金の特例解散を発表している。同基金の解散に伴って費用の発生が見込まれるが、費用の金額と業績への影響について現時点では不確定要素が多いため、見積金額が判明した時点で速やかに公表するとしている。
株価の動きを見ると、9月11日と9月26日に879円まで上伸して5月10日の年初来高値880円に肉迫した。その後は全般地合い悪化の影響を受けて800円近辺まで調整する場面があったが、すぐに切り返して高値圏に回帰している。10月28日には前日比21円(2.46%)高の875円まで上伸する場面があった。好業績を評価して5月高値を試す流れに変化はないだろう。
10月28日の終値867円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げ、強基調を維持している。指標面の低PBRにも評価余地があり、5月の年初来高値880円を突破すれば、07年5月以来の1000円台がターゲット水準となるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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