【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は高値圏で堅調、洋上風力発電関連に注目

2013年10月28日 14:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  海洋土木工事が主力の東洋建設 <1890> の株価は高値圏で堅調に推移し、強基調への転換を鮮明にしている。洋上風力発電関連としても注目度が高まり、再動意の可能性があるだろう。

  前期の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性は豊富であり、浮体式洋上風力発電に関しては12年9月に、6社1協会による「地域振興型アクア・ウインド事業化研究会」の設立に参画している。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事、海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。第1四半期(4月~6月)は増収効果で営業損益が大幅に改善しており、通期ベースでも好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、20年東京夏季五輪開催決定で建設関連が人気化する流れに乗り、13年1月の高値332円を突破した。9月24日に333円、10月2日には334円を付けて年初来高値を更新している。その後一旦反落して300円台を割り込む場面があったが、すぐに切り返して足元では320円近辺に戻している。上値を試す動きだろう。

  10月25日の終値318円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は19~20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.1倍近辺である。

  週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線に続いて52週移動平均線も上抜き、強基調への転換を鮮明にしている。20年東京夏季五輪が材料視されるうえに、洋上風力発電関連としても注目度が高まり、再動意の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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