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【中国の視点】中国発の金融危機、回避できない可能性も
記事提供元:フィスコ
*08:13JST 【中国の視点】中国発の金融危機、回避できない可能性も
中国発の金融危機が回避できない可能性が高いとの見方が浮上している。社会全体での負債規模が2008年以降に急増していることや、銀行の貸出資産の多くが不動産などにかかわっていることが背景。一部の専門家は、不動産価格が下落し始めたら金融危機も同時に発生すると予測している。
中国政府が今年後半以降は不動産引き締めに消極的な姿勢を示していることについて、銀行資産内容の急速悪化や地方政府の歳入などに配慮したと分析されている。大手の海通証券の統計によると、銀行業界の貸出資産のうち、不動産や地方政府関連は全体の38%を占めているという。また、バランスシート外の貸出残高は約13兆-16兆元(約208兆-256兆円)と予測され、うち70%は不動産と地方政府に関連している。
銀行の資産内容から判断すると、不動産価格が大幅に下落した場合、金融危機はもはや避けられないことは一目瞭然だ。
また、社会全体での負債残高が対国内総生産(GDP)比で2008年の197%から2013年7-9月期の286%まで拡大しているといわれている。先進国に比べ、この比率はまだ危険な水準とはいえないものの、直近5年の急増が問題だと指摘されている。さらに、影の銀行(シャドーバンキング)などのリスク資産がはっきりされていないことも、6月のような短期金利の急上昇というパニック状態を再び招く可能性を否定できない。《ZN》
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