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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本マニュファクチャリングサービス急伸、底放れ確認、中国の景気底入れも支援材料
製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス <2162> (JQS)の株価は安値圏で推移しているが、調整一巡感を強めている。中国の景気底入れも支援材料であり、反発のタイミングが接近しているようだ。
事業戦略コンセプトとして「neo EMS」を掲げ、製造請負・派遣のIS(インラインソリューション)事業、修理・検査受託のCS(カスタマーサービス)事業、技術者派遣のGE(グローバルエンジニアリング)事業、子会社の志摩グループとTKRグループが展開する開発・製造受託のEMS(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス)事業を展開し、20年3月期の売上高1000億円を目指している。
13年7月には子会社TKRが日立メディアエレクトロニクスの電源事業、トランス事業、車載チューナー事業、映像ボード事業を譲り受け、同社のチューナー製品を製造している水沢工場(岩手県奥州市)の建物・生産設備を取得した。またCS事業を強化するため8月には、BtoCのビジネスインフラ構築に向けてクラウドマニュファクチャリングを開始すると発表した。事業領域が拡大して中期成長が期待される。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結も寄与する。第1四半期(4月~6月)は粗利益率が低下して営業赤字だったが、通期ベースでは営業損益改善が期待されるだろう。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。この株式分割に伴い期末配当予想は年間3円(期末一括)となる。
株価の動きを見ると、9月27日に4万5750円まで戻したが、買いが続かず反落して10月4日には終値ベースで4万円台を割り込んだ。ただし6月の安値3万6450円水準まで下押す動きは見られず、10月22日には4万2000円台まで戻して調整一巡感を強めている。
10月22日の終値4万2200円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS4890円45銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13種移動平均線を回復した。指標面に割高感はなく、中国の景気底入れも支援材料であり、調整が一巡して反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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