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週刊ダイヤモンド今週号より~土壇場で合意も一時しのぎ、リスク増す米国債務上限問題
記事提供元:フィスコ
*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~土壇場で合意も一時しのぎ、リスク増す米国債務上限問題
10月16日、米国の暫定予算と債務上限引き上げ法案が上院・下院で可決され、世界経済を危機に陥れかけた米国の政治闘争は、ギリギリで妥結しました。予算と債務上限引き上げをめぐる民主党、共和党の駆け引きは毎年の恒例行事となりつつありますが、今回は両党ともことさら強硬で、デフォルトを“人質”にして妥協を拒み続けました。
結局、支持率が急落した共和党側が大きく譲歩する形となったわけですが、今回を乗り切っても、問題が解決したわけでは全くありません。成立する予算は2014年1月15日までの“暫定”であり、債務上限引き上げも2月7日までの一時しのぎに過ぎません。来年1~2月には、また同じことが繰り返されるわけです。
社会福祉の重視から“大きな政府”に向かいがちな民主党と、自由競争を重視し“小さな政府”を是とする共和党の隔たりは大きく、「意見が合うわけがない状態」にあり、「国民全体の意見が二分され、両党とも妥協がしにくくなっている」状況にあります。デフォルトの確率は小さいがゼロではなく、「債務上限問題がここまでこじれたことは従来なかったのだが、その意味を市場はまだわかっていない」との意見も聞かれます。
危機にまで至らなくても、同様の駆け引きが今後も続けば、米国への信任は少しずつむしばまれていき、ひとたびリスクが現実になれば、世界はリーマンショック時以上の打撃を被りかねないでしょう。《NT》
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