【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバルは調整一巡して出直り、好業績が支援材料

2013年10月18日 09:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ソフト開発技術者派遣のソーバル <2186> (JQS)の株価は下値を固めて調整一巡感を強めている。今期(14年2月期)好業績見通しに加えて、派遣労働の規制緩和観測も支援材料であり、出直りの動きだろう。

  ソフト開発技術者分野の特定派遣事業と業務請負事業を展開している。前期の顧客別構成比はキヤノン <7751> グループ向けが約7割を占め、ソニー <6758> グループ向け、富士通 <6702> グループ向け、NTT <9432> グループ向けと続き、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

  12年9月にオムロン <6645> 向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客の多様化も進めている。国内製造業では景気回復を背景に技術者不足が深刻化しているため、技術者派遣需要は好調に推移することが予想され、アベノミクス成長戦略による派遣労働の規制緩和も追い風だろう。

  9月30日に発表した第2四半期累計(3月~8月)連結業績は前年同期比3.2%増収、同5.2%営業増益、同4.6%経常増益、同8.9%最終増益だった。ソニーや富士通向けを中心に好調に推移して期初計画を上回った。MCTECはオムロンソフトウェアとの取引を開始した。取引社数が08年の17社から第2四半期(6月~8月)には48社に増加し、顧客の多様化も進展している。

  通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比4.1%増の67億円、営業利益が同7.2%増の4億90百万円、経常利益が同5.6%増の4億90百万円、純利益が同7.3%増の2億65百万円としている。主要顧客向けを中心に派遣需要が好調に推移し、新規受注やMCTECの通期連結も寄与する。通期見通しに対する第2四半期の進捗率は、売上高が49.7%、営業利益が58.8%、経常利益が59.6%、純利益が63.4%と高水準であり、通期増額の可能性があるだろう。

  株価の動きを見ると、9月30日の戻り高値877円から一旦反落したが、10月9日の直近安値801円をボトムにして切り返しの動きとなった。10月17日には前日比44円(5.26%)高の880円まで上伸し、9月30日の戻り高値を突破した。一時的に全般地合い悪化の影響を受けたが、今期好業績見通しを評価して800円近辺で下値を固めたようだ。

  10月17日の終値880円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円96銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS507円23銭で算出)は1.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると、9月10日の797円と10月9日の801円でダブルボトムを形成した可能性がありそうだ。また週足チャートで見ると、26週移動平均線と13週移動平均線を一気に突破した。調整が一巡して出直りの動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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