【編集長の視点】ファルテックは2Q決算発表を先取り、公開価格水準から超割安修正に仕切り直し

2013年10月18日 09:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ファルテック <7215> (東2)は、今年8月につけた上場来安値3480円から500円幅の底上げをして、今年3月の新規株式公開(IPO)時の公開価格3940円水準を固めているが、超割安修正に仕切り直しする展開が想定される。11月8日発表の今3月期第2四半期(2Q)累計決算で、同社の好実態が再確認される可能性が大きいためで、上場5カ月後の8月に実施した積極的なM&Aの業績押し上げ効果もフォローしよう。

  同社は、2004年3月にアルティアとの経営統合・事業再構築で東証第2部から上場廃止となった旧橋本フォーミング工業が、経済産業省の産業活力再生法の事業再構築支援も受けて、今年3月19日にIPO、再上場されたもので、4150円で初値をつけ、IPO株として異例の高配当を実施、2013年3月期期末配当130円の配当権利取りで上場来高値5600円まで買い進まれ、この配当落ちにIPO人気の一巡、全般相場急落が重なって同安値まで調整した。

  今3月期業績は、堅調推移が予想されている。自動車業界で日本、欧州の販売台数は伸び悩むものの、北米、中国、東南アジア諸国などの販売台数は堅調に推移、中国、米国を中心とした海外子会社の業容拡大を図り、引き続き製造原価低減を推進することなどが要因となる。売り上げは725億円(前期比0.7%増)、経常利益33億円(同4%増)、純利益20億円(同1%減)と見込んでいる。

  今年8月に積水工機製作所 <6487> (東2)の株式を取得、資本業務提携したことも、金型設計・製作技術のシナジー効果を高め、来期以降の業績寄与が期待される。なお今期純利益は、前期に計上した中国子会社持分譲渡による特別利益2億円などの一巡で小幅減益転換を予想しているが、1株利益は、653.1円の高水準をキープ、年間配当130円継続を支援することになる。

 株価は、上場来安値から底上げをして公開価格をクリアしてきたが、PERは5倍台、PBRは0.9倍、配当利回りは3.3%となお評価不足となっている。今年3月のIPO人気再燃の期待を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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