【狙い場・買い場】ユーシンはNISA関連の新たな買い材料を評価して超割安修正余地

2013年10月11日 12:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ユーシン <6985> に新たな買い材料が表面化しており、大幅な割安修正に進む展開が有力である。今年8月27日に発表した株主優待制度の拡充が、その新材料であり、今年10月から口座開設受付が開始され、来年1月からスタートする少額投資非課税制度(NISA)に関連するためだ。株価は、今年8月に発行した転換社債型新株予約権付社債(CB)を嫌って突っ込んだ595円安値から25日移動平均線にサポートされて下値を切り上げており、まず7月の戻り高値850円を奪回し、さらに年初来高値935円へキャッチアップしよう。

  株主優待制度は、今年2月に同社株式を保有している株主に一律にクオカード1000円分を贈呈する制度として新設したが、同制度を、1年未満保有の株主に1000円分とするとともに、1年以上保有する株主には、2000円分に拡充する。この理由については、同社は、NISA導入を境に同社株式の投資魅力を高めて中長期的に同社株式を保有する株主を増加させるためとしており、上場企業のなかでもNISAを意識した優遇制度発動のトップバッターとなっている。今後も、株主重視の株価対策の発動を期待させるもので、中期的な買い材料として潜在し続ける。

  業績も好調に推移している。今11月期業績は、今年7月に上方修正され純利益は、42億円(前期は15億3700万円の赤字)と大幅に黒字転換して、2010年11月期の過去最高(29億2100万円)を3期ぶりに一気に更新する。今年5月に仏バレオからアクセスメカニズム事業を買収、自動車向けキーセットで世界トップに躍り出ることなどが要因となる。

  株価は、この買収資金調達の借入金返済のために75億円のCB(転換価額742円)を発行して窓を開けて急落したが、このファイナンスが、「良いファイナンス」か「悪いフアイナンス」かは、これからの業績・株価動向で問われることになる。投資採算的には、PER5倍台、PBRは0.5倍と超割安であり、NISA先取りの株価対策から「良いファイナンス」となって、業績・株価を押し上げる展開が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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