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心理戦のなか、出遅れ物色が全体相場を押し上げるか/ランチタイムコメント
*11:54JST 心理戦のなか、出遅れ物色が全体相場を押し上げるか
日経平均は大幅に続伸。186.40円高の14381.11円(出来高概算13億5000万株)で前場の取引を終えた。10日の米国株式相場は、債務上限問題の進展期待を受けてNYダウが今年最大の上げ幅を記録するなか、これを好感した東京市場も買い優勢の展開となった。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からのギャップ・アップとなった日経平均は、一気に25日線を捉え、10月2日以来の14300円を回復。
ただし、米オバマ大統領は共和党の短期間の債務上限引き上げ案で合意せず、会談を続けることになっており、これを見極めたいとのムードも強い。3連休を控えていることもあり、買い戻しの流れは継続しているが積極的に上値を買う流れにはならず。そのため、日経平均は寄り付き直後につけた14392.41円を高値に、その後は狭いレンジでのこう着が続いている。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、ゴム製品、その他金融、鉄鋼、銀行などが強い。なお、SQ値は概算で14349.65円となった。
日経平均は狭いレンジながらも、高値圏での底堅い展開が続いている。SQ値は概算で14349.65円だが、朝方には「米オバマ大統領は共和党の短期間の債務上限引き上げ案を拒否した」との一部報道もあっただけに、SQ値が上方向で決まる幻のSQとなる警戒があった。幻とはならなかったほか、SQ値がサポートとして機能している状況のなか、売り方にとっては買い戻しを迫られるだろう。また、3連休中に債務問題に半歩でも進展がみられる可能性があるなか、相対的に売り込まれていた銘柄やセクターに対する買い戻しが強まろう。
さらに、日経平均は25日線での攻防が続いているが、同線を明確に上放れてくるようだと、押し目買いを狙っていた投資家にとっても、持たざるリスクへの意識が強まる可能性も出てくる。心理戦のなか、出遅れ感のある銘柄へのリバウンドが全体相場を押し上げる要因になりそうだ。(村瀬智一)《FA》
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