【株式評論家の視点】太平洋セメントは再度の増額に期待、押し目買いに徹する

2013年10月10日 11:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  太平洋セメント <5233> が高値圏で頑強な動きを続けている。ここへきては、10月8日に今2014年3月期の9月中間決算について、営業利益を140億円から250億円(前年同期106億円))に引き上げたことが手掛かり材料になっている。国内のセメント、資源品などの販売数量が当初計画を上回ったことから売上高を増額。販売数量の増加に加え、修繕費などの一部が下期に繰り延べられたことから、営業利益は期初計画を大幅に上回る見通しとなった。

  ただ、発表翌日の9日の高値は429円にとどまった。10月1日の433円、9月10日の年初来高値434円には届かず、株価の評価は意外に伸びない状況だ。同社の株価を見る際のポイントは信用買い残の動向である。今年の信用買い残のピークは3月29日申し込み現在の5513万株。その後、6月28日申し込み現在の1637万株まで急減した。この時の株価推移は5月22日に336円と、信用買い残減少時に当時の年初来高値を示現した。

  6月下旬をボトムに増加に転じた、信用買い残は8月に大幅な減少を見たが、当時の株価高値は8月14日の379円。同じように信用買い残減少下で人気化した。今回は、東京オリンピック開催を受け、9月13日申し込み現在では3146万株に達した。結論的には業績増額などの好材料出現で目先人気が盛り上がった時の買いは効率が良くない。信用買い残が減少した人気臼の時の買いがベストである。

  通期業績見通しについては、売上高7980億円(前期比7%増)、営業利益480億円(同18%増)の期初計画を変更していないが、現在精査中であり、上期決算発表時(11月12日)に改めて公表するとしている。再度の増額の方向が予想される。そこまでの押し目に焦点を合わせたい。(株式評論家・隆盛)

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=5233.T&d=6m

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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