後場に注目すべき3つのポイント~直近下落の目立った銘柄の一角に買い戻しの動き

2013年10月9日 12:22

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記事提供元:フィスコ


*12:22JST 後場に注目すべき3つのポイント~直近下落の目立った銘柄の一角に買い戻しの動き

9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・リバウンド狙いというよりは利食いと買い戻しか
・ドル・円は97円27銭付近、顧客筋のドル買い観測などで堅調に推移
・9/3に空けたマド上限(13748.68円)が引き続きサポートとして機能

■リバウンド狙いというよりは利食いと買い戻しか

日経平均は続伸。60.93円高の13955.54円(出来高概算12億6000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国株式相場は続落となり、NYダウは1ヶ月半ぶり安値をつけた。米国債デフォルトへの警戒感から終日軟調推移となるなか、日経平均は100円を超える下げで始まった。ただ、寄り付き直後につけた13751.85円を安値に、その後はじりじりと下げ幅を縮めるなか、前引けにかけてプラスに転じている。

セクターでは不動産、鉱業、証券、その他金融、輸送用機器、石油石炭、非鉄金属、パルプ紙、保険などが堅調となり、売り先行後は軒並み上昇に転じている。一方、利益確定の流れが続いているソフトバンク<9984>が一時5%を超える下げをみせるなか、情報通信が下落率トップに。東証1部の騰落銘柄では、値上がり数が全体の過半数を占めている。

売り優勢で始まったがその後の切り返しにより、結果的には日経平均は9月3日に空けたマド上限で踏ん張りをみせた。一目均衡表ではいったん割り込んだ雲上限を上放れてきており、安心感につながりそうである。ただ、ソフトバンク<9984>が大きく調整をみせる一方で、不動産などの強い動きを見る限りでは、ソフトバンクの利益確定に対し、不動産などの買い戻しといったポジションにシフトチェンジにしてきているように映る。

東京五輪開催決定前の水準までの調整により、反対売買を出しやすい水準でもあろう。材料系の銘柄なども25日線や一目均衡表の雲など、仕切り直しの水準までの調整を経て、リバウンドをみせている銘柄も少なくない。円相場は1ドル97円25銭辺りと、朝方からは円安に振れていることもあり、買い安心感はある。しかし、米債務問題を抱えるなか資金回転は速く、上値追いは割り切りスタンスになりそうだ。

■ドル・円は97円27銭付近、顧客筋のドル買い観測などで堅調に推移

ドル・円は97円27銭付近で推移。日経平均株価のプラス転換や米債務問題に対する懸念が緩和されていることから、リスク回避的なドル売りは縮小している。顧客筋のドル買いも散見されており、ドル・円は堅調に推移。97円50銭でストップロスのドル買いが執行されるとの見方も出ており、短期的にはドル一段高を警戒する展開となりつつある。

■今後のポイント

・米国債の債務不履行リスク後退でドルは下げ渋りか
・日経平均株価の反転・上昇でリスク回避的なドル売り・円買いは一段と縮小

12時17分時点のドル・円は97円27銭、ユーロ・円は131円95銭、ポンド・円は156円28銭、豪ドル・円は91円75銭付近で推移。上海総合指数は、2198.99(前日比+0.04%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・9/3に空けたマド上限(13748.68円)が引き続きサポートとして機能
・ネオス<3627>など直近下落の目立った銘柄の一角に買い戻しの動き
・スタンスは短期、動意付いた材料株に追随する戦略での値幅取りに

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 中曽日銀副総裁が記者会見
13:30 8月特定サービス産業動態統計
15:00 9月工作機械受注速報
16:00 菅官房長官、定例記者会見《KO》

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