米政府閉鎖で新興国が思わぬ恩恵、金融政策からの“助け船”も?

2013年10月3日 16:59

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記事提供元:フィスコ


*16:59JST 米政府閉鎖で新興国が思わぬ恩恵、金融政策からの“助け船”も?
米予算を巡る与野党協議の難航、それに伴う政府機関の一部閉鎖が新興国市場に思わぬ恩恵をもたらしている。

例えば、3日のインド株式市場では主要指標となるSENSEX指数が1.5%近く上昇するなど堅調な値動き。背後には米政府機関閉鎖を受けた米ドル需要の後退で、通貨ルピーが上昇していることが挙げられている。

この日のルピー相場は対米ドルで一時0.79%上昇。通貨高が外国人投資家の買いを促しやすいとの見方が浮上し、株式市場では業績期待の見込めるIT関連などを中心に買いが集まっている。

また、米国では予算交渉の難航で、10月中旬に控える債務上限の引き上げ問題の決着にも悪影響が及ぶとの懸念が出ている。半面、これが米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和継続の理由になる公算が大きく、またしても新興国には“助け舟”が出現する可能性が浮上した格好だ。

とはいえ、米国がデフォルト(債務不履行)に陥る危険性が高まれば、リスクオフの姿勢から新興国から資金引き揚げが加速する可能性には注意が必要に。《RS》

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