注目銘柄ダイジェスト(前場):グリー、ファーストリテ、シャープ、ヤマダSXLなど

2013年10月3日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):グリー、ファーストリテ、シャープ、ヤマダSXLなど

グリー<3632>:715円(前日比-20円)
さえない展開で、連日の年初来安値を更新。全体の1割強に相当する単体従業員200人程度の希望退職者を募集すると発表している。年間の固定費削減効果は20億円程度とも試算されている。思い切ったコスト削減策と捉える向きもある一方で、想定以上の環境の厳しさを認識する動きが優勢のようだ。また、株価反発の鍵を握るのは新タイトルの成否とみられており、年末の新作タイトルを見極めたいとの動きも。

ファーストリテ<9983>:35200円(同-350円)
続落。前日には9月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比4.4%増と5ヵ月連続でのプラス成長に。ただ、前月の28.9%増などとの比較では、ポジティブなインパクトは限定的にとどまる。客単価の低下傾向継続なども弱材料に。一方、メリルリンチ(ML)では、ひとまず新年度の立ち上がりは順調として、目標株価を従来の40000円から44000円に引き上げている。

シャープ<6753>:329円(同-15円)
4日続落で5月2日以来の安値水準に。節目となっていた350円レベルを割り込んだことで、見切り売り圧力などが強まる展開と観測される。公募増資や売出の実施を予定しており、来週初からは価格決定期間入りとなる。目先は需給懸念なども強まりやすい状況か。また、中国では国慶節の大型連休に入り、家電販売の動向などに関心も集まるが、今年は省エネ家電の購入補助制度終了などで、苦戦も予想されているもよう。

ヤマダSXL<1919>:181円(同+37円)
急伸。ヤマダ電機<9831>が住宅リフォーム事業を拡大するとの報道が伝わっている。2014年度には、住宅関連事業の売上構成比を15%に引き上げる方針と。ヤマダ電機傘下で住宅関連事業を手掛ける同社には、メリット享受への期待感が先行する形に。なお、ヤマダ電機は投資判断格下げなどもあって軟調に推移。

積水化学工業<4204>:959円(同-29円)
続落。ドイツ証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げ、目標株価も1360円から1050円に引き下げている。消費税増税によって、家計の消費や投資は落ち込むとみており、とりわけ、住宅投資は最低でも1年程度厳しい状況に陥るとみているようだ。なお、ドイツ証券では前日から、同社を含めて住宅5社の投資判断を一斉に格下げしている。

カカクコム<2371>:2092円(同-107円)
大幅続落。前日に発表した月次動向が嫌気されている。価格.comの月間利用者数は前年同月比25.6%増、総ページビューは同3.2%増となっている。前月の同30.7%増、5.8%増からそれぞれ伸びが鈍化へ。また、食べログは、利用者数、総ページビューともに前月比でマイナス。マッコーリーでは投資判断を買い推奨から中立スタンスに格下げ。

エプソン<6724>:1700円(同+86円)
大幅反発。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1400円から1800円に引き上げている。これまで、インクジェットプリンター(IJP)でのビッグタンクモデル比率上昇に伴う収益改善効果を過小評価していたと。第2四半期営業利益は会社ガイダンス50億円を大幅に上振れる116億円と予想、通期予想も市場コンセンサスの450億円程度に対して、511億円を見込んでいるようだ。
GSIクレオス<8101>:156円(同+5円)
出来高伴い反発。同社はカーボンナノチューブの応用開発を手掛けているが、カーボンナノチューブを発見した飯島氏はノーベル賞候補と位置づけられている一人。ノーベル賞の発表を控えて、関連の低位材料株には循環的な物色が続いているが、同社にもこうした思惑物色が波及する展開と見られる。

J・TEC<7774>:585000円(同+74000円)
大幅反発。経産省と「再生医療等産業化促進事業」の委託契約を締結したと発表したことが好感されている。同社の申請事業である「自家培養表皮・自家培養軟骨を対象とした再生医療産業化促進のための製品実現プロセスの検証と合理的製造方法・評価方法の確立」が採択された。なお、契約締結により委託金収入(営業外収益)が見込まれ、今期業績予想に影響を与える可能性があると。

UNITED<2497>:3700円(同+275円)
買い先行。スマートフォンきせかえコミュニティアプリ「CocoPPa(ココッパ)」の全世界累計ダウンロード数が、リリースから約14ヵ月の9月30日時点で、1500万を突破したと発表したことが材料視されている。ダウンロードのうち39%を占める米国を筆頭に海外比率が83%となり、北米やヨーロッパのほか東南アジアや南米など全世界で利用されていると。

サイバーエージェント<4751>:2555円(同-61円)
売り優勢。グリー<3632>の人員削減を受けて連想感が波及し、上値の重い展開となっている。直近ではミクシィ<2121>が今期の業績予想を大幅に下方修正するなど、SNS関連の一角には業績懸念が意識される格好に。なお、SMBC日興では投資判断「1」を継続し、目標株価を2670円から3000円へと引き上げている。ただし、収入源となるソーシャルゲームへ、コミュニティサービスで獲得したユーザーの誘導が十分にできていないもようで、マネタイズのペースは従来想定よりも鈍いと。《KO》

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