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【株式評論家の視点】サニックスは太陽光発電システムが本格寄与の局面を迎える
<銘柄の見所>
サニックス <4651> が底練り脱出のタイミングを迎えつつある。今2014年3月期の第1四半期の決算は、売上げ160億2700万円(前年同期比81.7%増)、営業利益10億5600万円(前年同期は1億1500万円の損失)とすこぶる好調だった。
前期から施工を始めた企業向け太陽光発電システムの大幅な伸びがけん引している。廃プラスチックを燃料とする発電事業の稼働率も高まり収益に貢献した。第1四半期の月次売上は4月が前年同月比107.9%増、5月同68.6%増、6月同71.0%増を達成した。そして、第2四半期に入っても、7月が同63.8%増、8月が同92.8%増の大幅な伸びをキープしている。
昨年7月に再生可能エネルギー固定価格買取制度が施行されたのを受け、前期の第4四半期から産業用太陽光発電システムの施工を本格化していることが業績飛躍の要因。4月より電力会社が買い取る単価が引き下げられたが、施主にとって不利にならないよう、部材のコスト低減や施工性の改善を進め、本格的に営業展開を進める方針。
従って業績向上は今期からスタートしたばかりである。企業向け太陽光発電システムの売上げが本格化する来期について、アナリスト筋大幅連続増益確保との見方を強めている。株価は今期の大幅増益を織り込んだが、来期以降の業績についてはまだ十分に反映されているとは言い難い。
8月7日の決算発表の後、8月14日に1519円の戻り高値を示現した。ただ、そこで好材料の織り込み一巡感が台頭、以後、整理気分の強い展開になっていた。しかし、9月20日、24日と、1206円で並び安値を示現、底入れを示すシグナルを発信した。見直し相場へスタートを切る可能性が強くなってきた。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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