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シリア軍事介入のリスクシナリオ・・オバマ米大統領の深謀遠慮の可能性?
記事提供元:フィスコ
*10:58JST シリア軍事介入のリスクシナリオ・・オバマ米大統領の深謀遠慮の可能性?
オバマ米大統領は、アサド・シリア大統領が「レッドライン(越えてはならない一線)」を超えたとして軍事介入を警告し、『戦争権限法』に基づき米国議会への承認を求めた。ただ、軍事攻撃に反対する米国民の世論を反映して承認は無理との状況に陥った。
そして、9月14日にプーチン・ロシア大統領の提案を受諾し、シリアを空爆する計画を引っ込めた。2014年半ばにかけて、米露協調でシリアの化学兵器を撤去していく計画に移行した。
目先のスケジュールは、9月30日にオバマ米大統領とネタニヤフ・イスラエル首相が会談、10月14日にシリアが化学兵器禁止条約に正式加盟する予定となっている。
シリア問題の真相は、オバマ米大統領が「レッドライン(越えてはならない一線)」という自らの警告に拘泥した愚かな警察官だったのか、それとも米国議会の好戦的なタカ派を封じ込めてロシアを中東和平の前線に押し出した戦略家なのかを見極めることになる。《TM》
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