ゲーム&ドレイク、火事で5子を失った母親に約220万円を寄付

2013年9月19日 18:34

印刷

記事提供元:Billboard JAPAN

ゲーム&ドレイク、火事で5子を失った母親に約220万円を寄付

 ラッパーのザ・ゲームとドレイクが、トレーラーハウスの火災により5人の子供たちとボーイフレンドを亡くしたオハイオ州の女性に対し、葬儀費用として2万2500ドル(約220万円)を寄付することが明らかになった。

 家族側の話によると、ゲームは9月17日に同女性が働いているバーガーキング・レストランに電話し、自分に何か手助け出来ることはないかと尋ねたという。

 アンナ・エンジェルの5人の子供たちと彼女の交際相手は15日、トレドから約50マイル(約80km)南東に位置するティフィンで彼らの住むトレーラーハウスが物凄い勢いの炎に襲われ亡くなった。当時、仕事をしていたエンジェルは火事のことを知り自転車で大至急帰宅したそうだ。

 子供たちの葬儀は19日を予定しているとのこと。ゲームは18日の電話インタビューにて、「こんなに早く旅立たねばならないなんて……」と話していた。

 ゲームは、ドレイクとそれぞれ1万ドル(約98万円)ずつ寄付したいとエンジェルの上司に申し出たとのこと。さらに、他に彼女に必要なものは無いか訊いたところ、車が無いと知った同ラッパーは、彼が出演するリアリティTV番組『マリーイング・ザ・ゲーム』のプロデューサーらからの寄付金、2500ドル(約25万円)を追加したそうだ。

 エンジェルの唯一の移動手段は自転車で、近所の人の話によると、以前は自転車用のチャイルドシートに子供たちを乗せてよく走っていたそうだ。

 「自分の人生と比較したんだけど、今どれほど辛いのか想像することしかできないよ」とゲーム。ドレイクと話をしていた際に火事のことを知り、すぐにエンジェルを助けようという意見で一致したとのことだ。「こういうことが起きると何て声を掛けていいのか分からない。彼女の人生に心からの祈りと愛を送るよ」とも話している。

 ゲームは最近、困っている人を助けるための“ロビン・フッド・プロジェクト”と呼ばれる慈善活動を始めている。

 なお、家族側のスポークスマン、キース・ホドキンソンによると、ゲームとドレイクの代表は寄付金を扱うオハイオ州北西にある銀行に連絡しており、2日以内に入金を完了するという。また、地域の住人らも一家のために、既に1万6000ドル(約157万円)の寄付を集めたそうだ。

 今回の火事で全てを失ったエンジェルが立ち直れるよう、同基金が支えになることを願うばかりだ。彼女はとても感謝し、感激しているが、未だショックを受けているという。

 アンナ・エンジェルへの寄付金は“Anna Angel Donation Fund, US Bank, 730 West Market St., Tiffin, Ohio 44883”へ送ることができる。

■関連記事
ザ・ゲーム、新作をわずか60日間で作り直した理由とは?
■ゲーム■ 『ビハインド・ザ・ミュージック』で50との論争を語る
■ゲーム■ VH1でドキュメンタリー放映。新作の準備も着々
ドレイク、ニューアルバムを9月にリリース。新曲4曲を公開
ドレイクの【OVOフェス】にフランク・オーシャン&ジェイムス・ブレイク出演

※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。

関連記事