【高配当利回り特集】フランスベッドホールディングスの今期は営業利益37%増益、優待含めた総合利回り7%超

2013年9月18日 10:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  介護・福祉関連用具のフランスベッドホールディングス<7840>(東1)の株価は調整が一巡して出直り感を強めている。介護・福祉関連市場の拡大も背景として今期(14年3月期)好業績見通しであり、見直し買いの動きが強まるだろう。

  04年に純粋持株会社へ移行し、傘下の事業会社でメディカルサービス事業(医療・介護用ベッド、福祉用具の製造、仕入、レンタル、小売及び卸売、介護予防の通所介護施設「悠々悠悠いきいき倶楽部」運営など)、インテリア健康事業(家庭用高級ベッド、家具類、寝装品などの製造・仕入及び卸売など)、その他事業(日用品雑貨販売など)を展開している。

  超高齢社会に対応したシニア・シルバービジネスに経営資源をシフトして、医療・介護用の電動リクライニングベッド・マットレス、高齢者向け「リハテック」ブランドの電動アシスト三輪自転車やハンドル型電動車いす、在宅・病院・福祉施設向け「いびき軽減マットと離床センサー」や「見守りケアシステム」など、独自の新商品・新サービスの投入を強化している。さらに、これら商品をインテリア健康事業の販路である家具販売店での展開に加えて、新規販売チャネルの開拓も進める方針だ。

  今期の連結業績見通しは、売上高が前期比5.4%増の536億円、営業利益が同37.0%増の28億円、経常利益が同36.2%増の27億50百万円、純利益が同29.1%増の14億60百万円としている。メディカルサービス事業は新製品投入などで、介護・福祉用具レンタルの市場シェア拡大、病院・施設向け物件取引拡大を推進する。インテリア健康事業は高額消費の好調も追い風に、高機能・高単価・高付加価値製品を拡販する。

  セグメント別の計画は、メディカルサービス事業の売上高が同4.3%増の294億円、営業利益(全社費用等調整前)が同25.2%増の22億50百万円、インテリア健康事業の売上高が同8.2%増の204億円、営業利益が同58.0%増の4億80百万円、その他事業の売上高が同0.8%増の38億円、営業利益が同85.2%の50百万円としている。

  第1四半期(4月~6月)は前年同期比1.3%増収、同44.7%営業増益、同46.8%経常増益、同44.3%最終増益だった。メディカルサービス事業は微減収だったが営業増益を確保し、インテリア健康事業はこれまで継続的に行ってきた損益分岐点の引き下げ施策に加え、高級品の売上が増加したことも寄与した。通期の見通しに対する第1四半期の進捗率は、売上高が23.6%、営業利益が23.1%、経常利益が23.2%、純利益が23.2%であり、概ね順調な水準だろう。

  なお株主優待制度は、期末(3月31日)時点で1000株以上の所有者に対して、ショールーム、ショップ、ネット通販ショップ「介護宅配便」での商品購入時に利用できる1万円分の優待券、またはオリジナル優待品(1万円相当)、あるいは指定製品の25%割引販売がある。

  株価の動きを見ると、7月17日の戻り高値229円から反落して水準を切り下げ、8月29日と8月30日に185円まで調整した。ただし6月の安値177円水準まで下押すことなく反発し、9月11日と9月12日には205円まで上伸する場面があった。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

  9月13日の終値202円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円68銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円50銭で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS165円80銭で算出)は1.2倍近辺である。

  なお株主優待を現金換算して総合利回りを算出すると、たとえば1000株を所有して1万円の優待券を利用した場合は、株主優待の現金換算が1株当たり10円となり、総合利回りは14円50銭(年間配当4円50銭+換算10円)÷株価202円=7.2%近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線と75日移動平均線を一気に回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線を回復し、26週移動平均線も突破する動きを強めている。中期成長力にも評価余地があり、5月の高値248円に向けて戻り歩調の展開が期待される。

・コード:7840 ・市場:東証1部 ・売買単位:1000株 ・決算期:3月 ・株価:202円(9月17日) ・配当:年間4.5円(9月末2.25円、3月末2.25円) ・1単位投資金額:202円×1000株=202,000円 ・1単位投資利回り:4.5円×1000=4,500円          4,500円÷202,000円=2.22% (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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