NY金先物週間見通し:もみあいか、米国とロシアの協議の行方を見極める展開

2013年9月15日 07:14

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:14JST NY金先物週間見通し:もみあいか、米国とロシアの協議の行方を見極める展開

■NY金先物
安値:1,304.60ドル
高値:1,395.00ドル
終値:1,308.60ドル
前週末比(騰落率):-5.62%

■大幅下落、シリア攻撃回避の思惑広がる

金先物は大幅下落。米国によるシリア攻撃の可能性が低下し、リスク回避的な金需要は減少した。節目の1350ドルを下回った時点で短期筋などの売りが一段と強まり、金先物は一時1300ドルに接近する場面があった。米長期金利が下げ渋っていることも嫌気されていたようだ。


■もみあいか、米国とロシアの協議の行方を見極める展開

想定レンジ:1,280.00~1,350.00ドル

金先物はもみあいか。シリア危機打開に向けた米国とロシアの協議の行方を見極める展開となる。米国による軍事介入の可能性がさらに低下した場合、金先物は節目の1300ドルを下回るとの見方が多い。米長期金利が下げ渋った場合も金先物相場の反発を抑制する一因となる。《TN》

関連記事