欧米為替見通し:オバマ米大統領の信頼感、逓減の9月(Sep+taper)

2013年9月13日 17:17

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:17JST 欧米為替見通し:オバマ米大統領の信頼感、逓減の9月(Sep+taper)

本日13日の欧米市場のドル・円は、今週末から来週初に公表予定の国連のシリア報告書、来週17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム減額(tapering)への思惑などで動意に乏しい展開が予想される。

米国8月の小売売上高が予想通り改善していた場合、連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム縮小予想(50-200億ドル)の上限の可能性、米国9月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想通りの低迷だった場合、下限の可能性が高まることになる。

オバマ米大統領の「レッドライン(越えてはならない一線)」は、北アフリカ-中東-朝鮮半島の「不安定の弧」の反米諸国だけでなく、米国議会の共和党により、シリア軍事介入、連邦政府債務上限、次期FRB議長指名、などで譲歩、後退を余儀なくされつつある。

13-16日に公表が予想されている国連調査団のシリアの化学兵器使用を巡る報告書は、化学兵器使用に関してシリア政府と反体制派のどちらに責任があるか示唆する内容、と報じられている。反体制派が使用していた場合、オバマ米大統領の「レッドライン」が後退し、「不安定の弧」の中の同盟国に対するレッドラインが接近することになる。

17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、低調な米国雇用情勢にも関わらず、資産購入プログラムが50-200億ドル程度減額されると予想されている。

2014年1月末に退任予定のバーナンキFRB議長が資産購入プログラム縮小に関する説明ができるのは、9月と12月だけであり、今月、出口戦略に向けた縮小の決断を行い説明責任を果たすことで、次期FRB議長の負担を軽減したいのかもしれない。

オバマ米大統領が次期FRB議長にタカ派のサマーズ元米財務長官で最終調整、と報じられているものの、米上院で60票(民主党54票・共和党46票)の賛成を獲得しなければならない。

【今日の欧米市場の予定】

17:30 英・7月建設支出(前月比予想:+2.1%、6月:-0.7%)
21:30 米・8月生産者物価コア指数(前年比予想:+1.3%、7月:+1.2%)
21:30 米・8月小売売上高(前月比予想:+0.5%、7月:+0.2%)
22:55 米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:82.0、8月:82.1)
23:00 米・7月企業在庫(予想:+0.2%、6月:0.0%)

ユーロ圏財務相会合

時間未定・ロシア中央銀行が政策金利発表(現状維持の予想)《KO》

関連記事