注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、三菱自動車、大成建設など

2013年9月12日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、三菱自動車、大成建設など

シャープ<6753>:363円(前日比-23円)
大幅に3日続落。公募増資や第3者割当増資を実施するとの報道が複数で伝わっている。調達額は最大1700億円、最大2000億円などとされており、公募増資は1500億円規模との見方。ファイナンスの方向性は十分に織り込まれていたと見られるが、もともと公募増資は800-900億円と見られていただけに、希薄化比率の上昇などを反映する動きとみられる。なお、来週にも正式発表と報じられている。

三菱自動車<7211>:1042円(同-76円)
急落で下落率上位。2000億円規模の公募増資を実施する方針と報じられている。増資による資金調達で、グループ各社が保有する優先株の大半を処理する方向のようだ。優先株処理に伴い財務上の「負の遺産」はほぼ一掃、今後は他社との提携が進んでいくとの期待感も。ただ、増資額は時価総額の3割程度に相当、優先株が普通株に置き換わることにより、目先の需給懸念などにはつながる状況のようだ。

大成建設<1801>:499円(同-1円)
底堅い。五輪の東京開催が決定したことを受けて、工事が本格化する16年3月期をメドに1割超の増収を目指すとの社長コメントが伝わっている。改めて五輪関連需要期待が高まる格好から、押し目買いの動きもみられている。なお、クレディ・スイス(CS)では、建設セクターは3ヶ月程度の株価調整を予想するとしている。

エムスリー<2413>:252600円(同-34300円)
急落で下落率トップ。ソニー<6758>が同社株の譲渡でドイツ証券と合意したと伝わっている。ソニーは79万株を保有する筆頭株主であるが、そのうち15.5万株を譲渡するもよう。目先の需給懸念を強める動きが先行しているようだ。今後も追加の売却懸念などを警戒する動きに。

アルプス電気<6770>:732円(同-47円)
大幅続落。みずほ証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価は従来の850円から800円に引き下げている。下期業績への期待がやや後退したこと、4月から一定の株価上昇となったことなどが格下げの背景に。ただ、今後もVCMの高付加価値化、途上国スマホの開拓、車載電装部品の収益性改善など期待材料は残っていると指摘。

近鉄<9041>:376円(同-13円)
続落。本日、公募株の受渡期日を迎えており、需給の悪化が鮮明化する状況となっている。公募価格は360円であり、公募株取得組の利益確定の動きなども早まっているようだ。なお、本日の大引けではMSCIリバランスが予定されており、一部試算では780万株程度の買い需要が発生とされている。

ヒト・コミュニケーションズ<3654>:1492円(同+300円)
ストップ高と急動意。オリンピック関連銘柄の一角として関心が高まる展開になっているようだ。各種スポーツイベントにおいて、添乗員や通訳案内士の派遣、大会運営請負などの実績があるもよう。東京五輪開催に伴うビジネスチャンスの拡大期待がはやされる状況に。また、スマホなどの販促支援も手掛けており、NTTドコモ<9437>のiPhone発売を受けての思惑なども高まる格好か。

enish<3667>:4870円(同+450円)
大幅続伸。9月末をもって、1:2の株式分割を実施すると発表したことが材料視されている。株式分割による最低投資金額の引き下げに伴い、流動性の向上や投資家層拡大が期待される状況に。なお、昨日は賑わいを見せていたゲーム関連については、本日はガンホー<3765>やコロプラ<3668>が買い一巡後に伸び悩むなど、やや上値の重い展開となっている。

ウインテスト<6721>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期売上高は前期比9.7倍の13.1億円、営業損益は1.2億円の黒字転換見通しとなったことが好感されている。前下期における新規受注、新規引合いの増加により、前期末の累計受注高は前年同期比19.0%増、同受注残高は前年同期比1131.7%増となったようだ。また、製造アウトソース先の拡充や工程の内製化などによる開発、生産効率の改善によるコストダウンを推進すると。

山王<3441>:277円(同-22円)
下げ目立つ。前期営業損益は5.3億円の赤字、最終損益は6.5億円の赤字となったことが嫌気されている。従来予想では営業損益が3.8億円の赤字、最終損益が3.2億円の赤字が見込まれており、赤字幅の拡大がネガティブに捉えられている。なお、経営合理化策の実施などにより、今期の営業損益は1.0億円の黒字、最終損益は3000万円の黒字転換が計画されている。

PD<4587>:8320円(同+670円)
買い気配。みずほ証券が投資判断「買い」、目標株価11600円でカバレッジを開始したことが材料視されている。特殊ペプチド医薬品が、21年6月頃から発売になると予想。契約先の米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が12年10月と13年3月に2つのリード化合物を確認しており、14年6月期中に導出され、うち1つが臨床試験入りと想定している。

サイバーエージェント<4751>:269700円(同+12000円)
買い先行。野村が投資判断「バイ」を継続し、目標株価を28万5000円から35万円へと引き上げたことが材料視されている。スマートフォンAmebaは単なるゲーム・プラットフォーム事業ではなく、多様なコミュニティサイトがAmebaの屋台骨を支えていると指摘。また、Ameba事業以外で見逃してはならない点は、同社グループが売上規模で国内2番である日本有数のスマートフォンのネイティブゲームディベロッパーでることとコメントしている。《KO》

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