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【話題】オリンピック関連から日本再生関連へ好循環相場の展開
■注意は浮かれているとふいを突かれ「尖閣」表面化も
オリンピックの東京開催決定で週明け9日(月)のマーケットはほぼ全面高となって、『ご祝儀相場』の展開である。日経平均は一時391円高と急伸している。
「昭和39年の第1回大会決定の頃は、とくに、あちこちで道路建設が増えた記憶が強烈に残っています。今回も首都再開発で土木建築、不動産は注目でしょう。また、昭和39年頃と大きく違い点はアジア諸国の経済も豊かになっていますので日本への観光が増えることが期待され、観光関連銘柄有望ということが当時と大きい違いです。短期的にはお祭り相場の展開でしょうが、中長期的には日本に目標ができたことで日本再生に対し明るい見通しを持つことができるということで相場の基調は強いと思います」(株式評論家・海老原紀雄氏)。短期的には急伸に対する調整はあっても中長期的には押し目買いができるということである。
ただ、気になる点としては緊張関係にある近隣国の中国、韓国あたりとの関係だろう。今回の東京オリンピック開催を必ずしも快く受け取っていないフシも感じられる。「あまり、国内で浮かれていると尖閣上陸という事態も予想される」という見方もされている。
足元では、早くも競技施設が建設される東京湾周辺の地価上昇も伝えられている。これを受けるように湾岸周辺にも強い三井不動産(8801)の株価は370円高の3595円と急伸、5月の年初来高値3610円に急接近している。「三井不動産株が高値を更新するようなら日経平均の1万5000円台も期待できるでしょう」(株式評論家・長島和弘氏)ということだ。
オリンピック関連株から日本再生関連株への好循環の展開が始まったようである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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