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【編集長の視点】日東電工は買い気配値アップ、日経平均株価構成銘柄の採用・除外・外れ銘柄で明暗マチマチ
<マーケットトーク>
日東電工 <6988> は、寄り付きの買い気配から660円高の6350円まで買い進まれ、変わらずを挟んで3営業日ぶりに急反発している。日本経済新聞が、前週末6日大引け後に日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表、同社株が新規採用されたことから、日経平均連動型のファンドなどの買い需要が発生するとの好需給思惑から買い再燃となっている。
日経平均株価の定期入れ替えは、毎年1回行われており、これに先立って市場では、新規採用・除外銘柄の候補株の下馬評が盛んになっていた。今回は、経営再編で上場廃止となる東急不動産 <8815> が、9月26日に除外され、セクター間の銘柄数の過不足調整で素材セクターの日東電工が、新規に採用され、10月2日には、市場流動性が低下した三菱製紙 <3864> が除外され、持株会社となる東急不動産ホールディングスが新規採用される。三菱製紙は、1円高の87円と小反発して寄り付いたあと前週末比変わらずとなっており、9月2日につけた年初来安値82円を前に織り込み済みの小動きを続けている。
また今回の定期入れ替えでは新規採用銘柄が多数観測されたが、この観測が外れた代表株の任天堂 <7974> は、より付きの売り気配から950円安の1万900円と3営業日続落し、日本取引所グループ(JPX) <8697> は、310円安の8940円と急反落したあと2020年オリンピックの東京招致成功関連のご祝儀相場の波及で150円高の9500円と切り返し、ディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> が、寄り付きの14円安から18円高の2105円と買い戻されて変わらずを挟んで4営業日続伸するなど、明暗マチマチとなっている。
日東電工の株価は、前3月期業績の一転した上方修正に今期業績の続伸予想が続いて年初来高値7190円をつけ全般相場の急落や、今期第1四半期業績が市場コンセンサスを下回ってことなどが響き、5140円まで調整、ここにきて9月10日に発表と予想されている米国アップル社の新型iPhone関連人気で持ち直している。一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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