【飛び乗り飛び降りコーナー】エンジャパンは中期利益成長率が年率12%との観測、株価一段高期待

2013年9月8日 14:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ネット求人情報サイト大手のエンジャパン <4849> (JQS)の9月6日株価は1400円高の17万2900円と4営業日続伸と強い展開となっている。外部環境の受けにくい政策関連銘柄として物色されている。安倍政権が成熟産業から成長産業への労働移動を促す方針で、ミドル層の転職需要を取り込む動きが広がるとの期待感が高まっており、短期的に騰勢を強める可能性がある。

  足元の業績、主力の「en」社会人の転職情報において、成功報酬型求人広告の成約率向上に向けた取組みや新商品の販売を強化。人材紹介サービス「en」PARTNERを本格的に開始するなど、商品ラインナップを拡充。国内のグローバル企業向けに人材紹介を行うエンワールド・ジャパンが採用した人員の戦力化を推進し、積極展開な営業活動を展開。海外では、成長の見込まれるベトナムで「Navigos Group」買収。今3月期第1四半期は売上高が36億5100万円(前期比10.7%増)、営業利益が7億1300万円(同1.4%減)、経常利益は9億0100万円(同15.3%増)、純利益は17億7100万円(同3.8倍)に着地。

  株価は、5月17日に年初来の高値22万1000円と買われた後、6月7日安値11万6400円まで調整、6月26日安値11万7300円と売り直されて下値確認から7月26日高値19万4000円と上昇。その後、もみ合っていたが、16万円割れを下値に5日移動平均線がサポートし切り返す動き。8月20日付でいちよし経済研究所が投資判断を「B」から「A」に格上げ、フェアバリュー20万円継続。中期利益成長率が年率12%に達するとの観測も見直される可能性があり、一段高が期待されよう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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