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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワイヤレスゲートは調整一巡して反発、中期成長期待が支援材料
ワイヤレス・ブロードバンドサービスを展開するワイヤレスゲート <9419> (東マ)の株価は調整一巡して反発の動きを強めている。
通信事業者からインフラを借り受けてワイヤレス・ブロードバンドサービス(Wi-Fi、WiMAX)を提供し、月額有料会員数の積み上げによって収益が拡大するストック型の収益構造である。会員数は増加基調で、13年6月末時点の会員数は38万人を突破した。巨額の設備投資負担がないことや、大量の人員採用の必要がないことも収益面の特徴だ。
サービス提供エリア数の拡大、販売チャネル数の拡大、サービスの拡充を重点戦略としている。13年2月にはケイ・オプティコムが提供する「eoモバイルWi-Fiスポット」を追加して関西圏にもエリアを拡大した。販売チャネル数の拡大については、主力のヨドバシカメラでの店頭キャンペーン強化に加えて、住友商事 <8053> との業務提携で最大手携帯販売会社ティーガイア <3738> での販売を強化するなど、取扱携帯販売会社を増やす方針だ。
サービスの拡充では、13年6月に「ワイヤレスゲートWi-Fi」のオプションサービス第1号として、月額使用料金480円の「電話リモートサービス」の提供を開始した。追加のオプションサービスの導入も検討しており、ARPU(顧客1人当たり売上高)向上や顧客基盤拡大につなげる。
■今期は27.6%増収、営業利益34.1%増益
今期(13年12月期)連結業績見通しは売上高が前期比27.6%増の70億17百万円、営業利益が同34.1%増の8億円、経常利益が同39.0%増の8億円、純利益が同9.4%増の4億63百万円としている。第2四半期累計(1月~6月)は実質的に大幅増収増益で期初計画を上回った。販売チャネル数拡大などの効果で会員数の増加ペースが加速しているようだ。
6月開始のオプション「電話リモートサービス」の売上が想定以上であること、今期中の新販売チャネルや追加オプションサービスを織り込んでいないこと、ストック型の収益構造であることなどを考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。
株価の動き(9月1日付で株式2分割)を見ると、7月23日の戻り高値圏3000円近辺から反落して水準を切り下げ、8月29日の2210円まで調整した。ただし6月下旬の安値圏2000円台まで下押すことなく、9月3日には前日比180円(8.00%)高の2430円まで急反発する場面があった。調整が一巡して反発の動きのようだ。
9月3日の終値2400円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円89銭で算出)は25~26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績に株式2分割を考慮した連結BPS314円23銭で算出)は7.6倍近辺である。
週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、52週移動平均線が接近して反発の動きを強めている。中期成長期待が支援材料であり、出直り本格化が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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