【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は割安が顕著、PER7倍台、利回り3.7%

2013年9月4日 09:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  機械専門商社の第一実業 <8059> の株価は安値圏でモミ合う展開だが、調整一巡感を強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。指標面で3%台の高配当利回りも支援材料だろう。

  機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業などを展開している。5月に新経営計画「AIM2015」を発表した。グローバルビジネスの積極展開などにより、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。

■新経営計画で営業利益57億円目指す

  今期(14年3月期)連結業績見通しについては受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。

  プラント・エネルギー関連が減収となり、純利益はタイ現地法人増資に伴う負ののれん益一巡で微減益見込みだ。ただし自動車関連の産業機械が好調な見込みである。第1四半期(4月~6月)は海外法人部門でアジアのIT・デジタル関連機器の需要が減少して営業赤字だったが、期後半の設備投資需要の回復や円安メリットが期待される。

  株価の動きを見ると、戻り高値圏の440円台から反落して水準を切り下げた。足元は概ね400円近辺で推移している。ただし6月14日と6月17日の年初来安値381円水準まで下押す動きは見られない。390円近辺で下値を固めて調整一巡感を強めている。

  9月3日の終値404円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円66銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると、9月3日の反発で25日移動平均線を回復した。調整一巡して反発のタイミングが接近しているようだ。低PER、低PBR、今期予想配当利回り3%台という指標面の割安感も支援材料だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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