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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティー・ワイ・オー株価はモミ合い続く、150円前後が煮詰まる
TV-CM制作大手のティー・ワイ・オー <4358> (JQS)の株価は調整一巡感を強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。9月12日予定の前期(13年7月期)決算発表が接近して動意付く可能性があるだろう。
TV-CM制作事業を主力として、WEB広告などのマーケティング・コミュニケーション事業も展開し、不採算事業の縮小・撤退・売却などによって事業構造改革を進めている。5月にはマーケティング・コミュニケーション事業内で不採算だったテオーリア事業を譲渡した。TV-CM制作市場およびネット広告市場は拡大基調であり、事業構造改革の効果や収益管理徹底などの施策も寄与して一段の収益改善が期待される。
前期(13年7月期)の連結業績見通しについては、6月27日に営業利益と経常利益を減額修正、純利益を増額修正、配当を増額修正して、売上高が前々期比3.5%増の250億円、営業利益が同3.3%減の14億円、経常利益が同16.2%増の12億70百万円、純利益が同34.8%減の7億30百万円、配当が同1円増配の年間3円(期末一括)とした。株主優待制度も14年1月末から復活させた。
TV-CM制作事業で労働環境改善に向けて人員確保に努めたため、人件費の先行投資が発生して営業利益と経常利益を圧迫したが、TV-CM制作事業の受注が好調であり、マーケティング・コミュニケーション事業もWEB媒体広告関連を中心に受注が好調のようだ。今期(14年7月期)については主力事業の好調に加えて、事業構造改革効果が本格寄与して一段の収益改善が期待される。
■収益改善期待、株主優待も復活
株価の動き(8月1日付で単元株式数を500株から100株に変更)を見ると、上値をやや切り下げながら足元は概ね150円近辺で推移している。ただし直近安値の7月30日の142円水準まで下押す動きは見られず、下値を固めて調整一巡感を強めている。
9月3日の終値150円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS12円22銭で算出)は12~13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS58円32銭で算出)は2.6倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえている25日移動平均線を突破する動きであり、反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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