どうなるクロマグロの規制

2013年9月3日 15:07

印刷

記事提供元:フィスコ


*15:07JST どうなるクロマグロの規制
減少が懸念されるクロマグロなどをめぐり、漁獲量の規制などの資源管理について話し合う国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)の小委員会が、2日から福岡市内で始まった。
この会議では2日から4日間、日本やアメリカ、中国など9つの国と地域が参加し、主に太平洋中西部を回遊するマグロなどの漁業ルールについて話し合う。資源量が過去最低の水準になっているクロマグロについて重点的に議論される見通しだ。
太平洋クロマグロの漁獲量の7割以上を占める日本は、資源量の回復に向けた漁獲規制の強化を主導することを目指す。資源量の目標値や計画期間は14年9月までに決め、年末の総会で正式決定する予定だ。しかし、メジマグロと呼ばれる3歳以下のクロマグロの漁獲量について、日本は2002年から2004年の年平均より少なくとも15%下回る水準に削減する提案をしているが、アメリカはさらに厳しい25%の削減を主張しており、協議は難航しそうだ。
厳しい漁獲量の削減が決まった場合、流通価格が上昇する恐れもあり、昨年から商業化が開始された「近大(近畿大学)マグロ」の完全養殖のノウハウの普及・拡大や、農林水産省のスタートさせた卵から稚魚を育てる取り組みが進むことが望まれる。《YU》

関連記事