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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノ株価は安値圏脱する動き、好業績で急伸も
アンカー大手のサンコーテクノ <3435> (JQS)の株価は、直近の安値圏を脱して反発の動きを強めている。調整が一巡したようだ。好業績を評価して出直り展開が期待される。
ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。さらにメガソーラーの増加で太陽光発電架台設置用も好調である。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.9%増の160億円、営業利益が同3.8%増の9億円、経常利益が同4.7%増の8億80百万円、純利益が同19.1%増の5億28百万円としている。建設資材・人員不足による工事遅れがマイナス要因となるが、公共投資の増加や工事施工の本格化が追い風であり、あと施工アンカー、FRPシート、さらにメガソーラー関連の好調が続く。
第1四半期(4月~6月)は前年同期比19.1%増収、同3.0倍営業増益、同3.5倍経常増益の大幅増益で、純利益は黒字化した。あと施工アンカーなどの好調が続き、高付加価値製品の増加も寄与したようだ。通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が21.9%、営業利益が20.1%、経常利益が17.5%、純利益が45.4%である。公共投資関連で第4四半期(1月~3月)の構成比が高いことを考慮すれば順調な水準であり、通期増額の可能性もあるだろう。
なお8月12日に株式分割を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を2株に分割する。株式分割に伴って今期予想配当を従来の年間50円(期末一括)から今回の年間25円(期末一括)に修正したが、実質的な変更はない。
株価の動きを見ると、8月1日と8月2日の直近安値2355円から反発して徐々に水準を切り上げてきた。9月2日には前日比40円(1.63%)高の2498円まで戻した。直近安値圏を脱して出直り態勢のようだ。
■PER9倍台、通期業績は上振れの可能性大
9月2日の終値2498円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS259円50銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3514円56銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると、戻りを押さえていた25日移動平均線を突破する動きを強めている。指標面には割安感があり、出直り展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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