【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は5月高値に急接近、五輪・建設人気

2013年9月3日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  中堅ゼネコンの大和小田急建設 <1834> の株価が水準を切り上げて5月高値圏に接近している。20年夏季五輪開催地決定に向けた思惑や、消費増税による景気腰折れを防ぐための補正予算が思惑となって動意付く可能性もあるだろう。

  今期(14年3月期)の業績(今期から非連結決算に移行)見通しは、売上高が623億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が5億80百万円(同2億61百万円)、経常利益が4億90百万円(同2億35百万円)、純利益が2億円(同1億98百万円の赤字)としている。主要株主である大和ハウス工業 <1925> や小田急電鉄 <9007> 関連の案件に加えて、社会インフラ補修・更新や建物耐震化工事などの受注増加が期待される。

■受注が大幅に増加、PBR0.4倍

  第1四半期(4月~6月)は受注高が116億44百万円(前年同期の連結ベースは86億22百万円)で実質的に大幅増加した。売上高は実質的に減収だったが、コスト削減効果などで営業損益が改善して赤字幅が縮小した。前期悪化した工事採算の改善、前期計上した棚卸資産評価損など特殊要因一巡も寄与して、今期の収益改善が期待される。

  株価の動きを見ると、6月の安値187円をボトムとして水準を切り上げ、8月12日に230円まで急騰する場面もあった。足元では220円近辺まで水準を切り上げて5月の高値237円に接近している。出直り歩調の展開だろう。

  9月2日の終値219円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円21銭で算出)は23~24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.4倍近辺である。日足チャートで見ると右肩上がりの25日移動平均線がサポートラインのようだ。補正予算などが思惑となって動意付く可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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