米株式:上昇、シリア攻撃前に明快な理由説明要求(ベイナー下院議長)

2013年8月29日 23:51

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記事提供元:フィスコ


*23:51JST 米株式:上昇、シリア攻撃前に明快な理由説明要求(ベイナー下院議長)

米株式市場

27日に100日移動平均線と50%フィボナッチ下回った後の安値圏での買いの動きが続いている。6月末に昨年9月13日に連銀が期間を設けないかたちで発表した資産購入後から5月につけた高値までの50%フィボナッチと当時の100日移動平均線を下回った際も買われており、同様の動きが繰り返されている。なお、この2日間程の上昇時はナスダックが牽引している。

オバマ政権は、シリア政府が化学兵器を使用した、との見方を示しているが28日夕方に共和党のベイナー下院議長が、オバマ大統領にシリア攻撃前に明快な理由説明を要求している。議員内でも、共和党で下院メンバーのリーゲル氏は「シリアに関してオバマ大統領から更なる情報を必要とする。現時点ではシリア攻撃に賛同しない」と発言している。海外でも、メルケル独首相がプーチン露首相と電話で会談し、独首相は化学兵器使用は国際的な応対が必要と説明、両氏共に国連がシリアの状況を取り扱わなければならないとの意見で合意している。

ベイナー下院議長は、債務上限問題に関しても強固な姿勢を崩していない。議会は夏季休暇中だが、26日に「簡単に問題解決に到れることを約束できれば良いと思うものの、申し訳ないがそんなことにはならない」と債務上限問題が2011年時のように大きな問題になる可能性が高いことを示唆。ロイターは28日の記事でシリア攻撃や債務上限問題などを抱えるなかで、連銀は資産購入縮小を12月にまで延期するのではないか、との見方を報じている。だが、9月に縮小を開始するとの見方も多い。連銀は信用を保つ為にこれまでの姿勢を維持する、との見方をCNBCのリーズマン氏が報じている。なお、ゴールドマン・サックスも9月縮小を予想している。

個別銘柄では、高級スーパーのフレッシュマーケット(TFM)が慎重な業績見通しを発表している。同社決算の今四半期の売上は市場予想に届かず、同業のホール・フーズ(WFM)が先日に発表した決算でも売上の業績見通しは予想に届いていなかった。

S&P 500は10.28高の1645.24前後で推移、ナスダック総合指数38.37ポイント高の3631.72ポイント前後で推移、ダウ平均株価は76.09ドル高の14900.60ドル。(日本時間23時45分時点)。《KG》

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