海外勢の資金流入限られ、個人主体の材料株物色に/東京株オープニングコメント

2013年8月27日 07:58

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記事提供元:フィスコ


*07:58JST 海外勢の資金流入限られ、個人主体の材料株物色に
 27日の東京市場は、引き続きこう着感の強い相場展開となろう。26日の米国株式相場は、量的緩和縮小への警戒感が後退したことを受けて買いが先行した。しかし、シリアを巡る地政学リスクの高まりが嫌気された流れから、下げに転じている。これを受けてシカゴ日経225先物清算値は大証比110円安の13540円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好が予想される。

 また、米国ではレーバーデーによる祝日を控えているため、参加者が限られている。26日の東証1部の売買代金は1.2兆円にとどまっていた。シカゴ先物の出来高についても通常の半分程度に減っており、海外勢の資金流入が限られるなか、方向感も出難い地合いである。日経平均の5日線が13500円近辺に位置しており、同水準での推移が想定される。

 薄商いのなかを先物主導による短期筋の仕掛け的な売買が警戒される。また、地政学リスクの高まりにより、輸出関連などは見送られやすいと考えられる。そのため、物色の流れは内需・ディフェンシブ系に向かいやすいほか、個人投資家主体による材料株中心になりそうだ。

 26日の東京市場では東京五輪招致への期待感から、関連銘柄の一角が賑わっていた。また、3Dプリンターなどのテーマ銘柄も活況。ただ、物色対象はやや仕手系色の強い銘柄に向かいやすいほか、物色に広がりが見られないため、一部の銘柄に資金が集中する展開となろう。

 なお、26日のNY市場はダウ平均が64.05ドル安の14946.46、ナスダックが0.22ポイント安の3657.57。ADRの日本株はトヨタ<7203>、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、コマツ<6301>、京セラ<6971>など、対東証比較(1ドル98.44円換算)で全般小安い。《TN》

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