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【編集長の視点】松田産業は5連騰、金先物価格の続伸で関連の超割安株買いが増勢
<銘柄ウオッチ>
松田産業 <7456> は、10円高の1323円と5営業日続伸している。前週末23日のニューヨーク商品取引所で、金先物価格が、25.00ドル高の1トロイオンス=1395.8ドルと続伸して引け一時、1399.9ドルと心理的なフシ目の1400ドルに迫り、6月7日以来の2カ月半ぶりの高値まで買い進まれたことを手掛かりに、業績上ぶれ期待を高めて超割安株買いが増勢となっている。
世界の金融・株式市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)が、いつからどの程度で量的緩和策を縮小するかを巡って一喜一憂しているが、前週末の米国市場で発表された7月の新築住宅販売件数が、大幅に減少し、6月分も下方修正されたことから、量的緩和が、9月のFOMC(公開市場委員会)以降まで長期化するとの見方が強まり、金先物買いが優勢となり、為替相場が、対ユーロでドル安となったことも代替投資につながり、金先物価格が続伸した。同社は、貴金属のリサイクル事業を行っており、このリサイクル貴金属の販売量と金価格の動向が、業績を左右する要因で、前3月期業績も、販売量減少で期中に下方修正したものを期末にきて貴金属価格が想定を上回ったとして上方修正し、減益転換率を縮小した。
今期業績は、売り上げ1750億円(前期比4%増)、経常利益65億円(同6%増)、純利益41億4000万円(同3%増)と増益転換を予想、8月9日に発表した今期第1四半期(1Q)業績は、前年同期比22%経常増益、19%純益増益と大幅増益転換して着地した。
株価は、決算発表などとともに再三にわたり発表して実施した自己株式取得が、下支え効果を発揮して上ぶれ要因ともなり、6月7日に突っ込んだ1113円安値から、今期1Q業績の大幅増益と同時発表に自己株式取得で1300円台までリバウンドした。PERは8倍台、PBRは0.8倍と超割安であり、一段の戻りから年初来高値1585円にチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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