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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セキドは100円前後が固まる、収益改善や低PBRに評価余地
ファッション専門店のセキド <9878> (東2)の株価は6月上旬から100円近辺でモミ合う展開だ。収益改善や低PBRに評価余地があり、上放れが期待される。
12年10月に家電の店舗販売事業から撤退し、海外ブランド品を中心とするファッション専門店事業に経営資源を集中して収益改善を進めている。ファッション専門店事業は直営22店舗を展開し、店名を「銀座ラブラブ」に統一する方針だ。ECサイトはストリーム<3071>と業務提携して共同運営している。
■家電販売切り離しファッション事業特化で収益急改善、オリジナルブランド専門店も
中期的な成長戦略としては、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、アウトレットブランドなどの品揃え充実を強化するとともに、新業態としてオリジナルブランド専門店の展開も検討しているようだ。またECサイトでは富裕層向けに重点を置いた品揃え、海外は卸売での展開を推進するようだ。
今期(14年2月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比17.7%減の123億円、営業利益が1億40百万円(前期は2億88百万円の赤字)、経常利益が1億円(同2億80百万円の赤字)、純利益が70百万円(同12億83百万円の赤字)としている。家電店舗販売事業からの撤退に伴って大幅減収となるが、不採算事業から撤退した効果で営業損益が大幅に改善する見込みだ。事業撤退損失などの特別損失も一巡する。
第1四半期(2月21日~5月20日)の業績は、家電店舗販売事業から撤退した影響で前年同期比31.9%減と大幅減収だったが、営業利益は24百万円の赤字で前年同期の1億39百万円の赤字に比べて大幅に改善した。経営資源の集中や間接部門のスリム化など構造改革が順調に進展しているようだ。
また6月以降の販売動向は、高額の海外ブランド品や好採算のオリジナルブランド「ポメランジェ」が好調で、人気商品の品揃え充実も寄与して計画を上回る状況のようだ。クリスマス・年末年始商戦の売上構成比が高いため、通期見通しに対する第1四半期の進捗率は低水準だが、足元の好調を考慮すれば通期上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、6月7日の89円をボトムとして反発し、7月は概ね100円~105円で推移した。8月はやや水準を切り下げて95円~100円近辺でモミ合う展開だが、下押す動きは見られない。下値は堅いようだ。
8月23日の終値95円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円94銭で算出)は19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形になったが、収益改善や低PBRに評価余地があり、きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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