欧米為替見通し:米国7月の小売売上高に要注目

2013年8月13日 17:24

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記事提供元:フィスコ


*17:24JST 欧米為替見通し:米国7月の小売売上高に要注目

本日13日の欧米市場のドル・円は、15日の米国債償還・利払いに絡んだ本邦機関投資家からのドル売りオーダー、お盆休み中の本邦輸出企業からのドル売りオーダーで上げ渋る展開が予想される。

安倍首相のブレーンである浜田&本田内閣官房参与から消費増税延期案が示唆されたが、安倍首相が法人税率引き下げの検討を指示したことで、安倍トレード(日本株買い・円売り)が盛り返しつつある。

消費増税法により、現在5.0%の消費税率は、2014年4月に+3.0%(5.0%⇒8.0%)、2015年10月に+2.0%(8.0%⇒10.0%)の2段階で引き上げられる。

1997年4月の+2.0%引き上げ(3.0%⇒5.0%)による負担は、5.2兆円(1%で+2.6兆円)だったが、2014年4月の+3.0%引き上げによる負担は、8.1兆円(1%で+2.7兆円)と想定されている。

2013年4-6月期の国内総生産(GDP)が前期比年率+2.6%に留まり、同時期の1996年4-6月期が前期比年率+4.2%だったことで、「景気条項」が発動される可能性が高まりつつある。

9月に発表される成長戦略第2弾で、設備投資減税や法人税減税が打ち出されることが予想されることで、米国の連邦債務上限引き上げ協議、FOMCでの資産購入プログラム縮小観測とともに、9月の注目材料となる。

本日発表される米国7月の小売売上高は、4ヶ月連続の増加が予想されており、米国7-9月期の景況感改善期待が高まりつつある。予想を上回った場合は、ドル買いとなるものの、本邦機関投資家と本邦輸出企業のドル売りオーダーで上げ渋る展開が予想され、予想を下回った場合は、反落が予想される。

ロックハート米アトランタ地区連銀総裁は、先週、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラムの縮小の可能性を示唆しており、本日の講演でも同様の発言が予想される。

【今日の欧米市場の予定】

17:30 英・7月生産者物価産出コア指数(前年比予想:+1.2%、6月:+1.0%)
17:30 英・7月消費者物価指数(前年比予想:+2.8%、6月:+2.9%)
17:30 英・7月小売物価指数(前年比予想:+3.2%、6月:+3.3%)
18:00 ユーロ圏・6月鉱工業生産(前月比予想:+1.0%、5月:-0.3%)
18:00 独・8月ZEW景況感指数(先行き予想:39.9、7月:36.3)
21:30 米・7月輸入物価指数(前年比予想:+1.5%、6月:+0.2%)
21:30 米・7月小売売上高(前月比予想:+0.3%、6月:+0.4%)
23:00 米・6月企業在庫(予想:+0.2%、5月:+0.1%)

アトランタ連銀のロックハート総裁が講演予定《KO》

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