注目銘柄ダイジェスト(前場):ブリヂストン、MS&AD、ケネディクスなど

2013年8月12日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ブリヂストン、MS&AD、ケネディクスなど

ブリヂストン<5108>:3515円(前週末比+165円)
反発。同社は先週末に上半期の決算を発表、営業利益は1904億円で前年同期比42%増益、市場予想を100億円程度上振れたとみられる。また、通期予想を3820億円から4000億円に上方修正へ。1-3月期の同18%増益に対して、4-6月期は同64%増と増益率は急拡大する格好に。第1四半期時にはネガティブな見方が先行したこと、先に住友ゴム<5110>が決算発表後に下落していたことなどから、警戒感も先行していたとみられる。

MS&AD<8725>:2688円(同+88円)
買い優勢。同社は先週末に第1四半期の決算を発表している。経常利益は1181億円で前年同期比6.2倍、通期計画に対して62%の進捗率となっている。運用収益の好転、有価証券売却益や配当収入の増加が好業績の背景となっている。なお、東京海上<8766>、NKSJ<8630>ともに先週末に好決算を発表、本日は保険セクターの強い動きが目立っている。

ケネディクス<4321>:434円(同-49円)
急落。新株式発行に係る発行登録を行うことを決議したと先週末に発表している。発行予定期間は8月17日から1年間、発行予定額は150億円を上限としている。将来的なエクイティファイナンスの実施に伴う株式価値の希薄化を警戒する動きが先行へ。なお、同時に発表した上半期決算では、累計営業利益は減益に転じているが、先に通期計画を上方修正していたこともあり、影響は限定的と見られる。

大日本スクリーン製造<7735>:470円(同-28円)
急落。同社は先週末に第1四半期決算を発表している。営業利益は22.1億円で前年同期比30%減益、SPE受注高は前四半期並みの水準で、ほぼ市場想定通りとなっている。一方、7-9月期受注高は前四半期比10%程度の減少を見込んでいるもようで、業績上振れ期待の低下につながっているようだ。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、コンビクション・リストから削除している。変動費率改善の遅れ、受注見通しの不透明感などを要因としている。

シチズンHD<7762>:637円(同+88円)
急伸。同社は先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は35.4億円で前年同期比7.9%増益、通期計画を190億円から195億円に上方修正している。第1四半期は会社計画を10億円強上振れているもよう。電子デバイスと時計事業の好調が業績上振れの背景になっている。野村では、依然として会社計画は保守的として、通期営業利益は230億円と予想。また、JPモルガン(JPM)では投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げへ。

荏原製<6361>:505円(同-32円)
売り優勢。同社は先週末に第1四半期の決算を発表、営業損益は19.5億円の赤字、前年同期比27.9億円の損益悪化となっている。会社計画線上の推移のもようだが、円安効果が期待された中での大幅な損益悪化を嫌気する動きが優勢に。ただ、第1四半期の受注高は前年同期比4割増と急拡大しており、先行きの業績面にはポジティブといった見方も。

日本農薬<4997>:1050円(同+86円)
買い優勢。同社は先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は75億円で前年同期比80%増益、通期予想は56億円で前期比36%増益見通しであり、大幅な上振れが期待できる状況となっている。園芸殺虫剤「フェニックス」を筆頭とした自社開発品の海外での拡販、円安メリットなどが好業績の背景に。SMBC日興証券では目標株価を980円から1140円に引き上げている。

パピレス<3641>:2849円(同+500円)
ストップ高。4-6月期売上高が前年同期比19.2%増の15.6億円、営業利益が同57.4%増の1.6億円と大幅な増収増益となったことが好感されている。上期営業利益は前年同期比36.9%減の1.2億円と減益が見込まれており、好調な第1四半期決算にポジティブなインパクトが強まっている。なお、第1四半期における本店による電子書籍販売の売上高は前年同期比16.6%増となった。

PSS<7707>:212300円(同+33300円)
急伸。12月末をもって1:200の株式分割を実施し、同時に100株を1単元とする単元株制度を採用すると発表したことが好材料視されている。投資単位は実質的に2分の1となり、流動性の向上や投資家層の拡大に期待感が先行へ。また、16年6月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、売上高を76.8億円、営業利益を11.3億円まで拡大させる方針を示したことも支援材料に。

イリソ電子<6908>:2971円(同+151円)
買い優勢。4-6月期営業利益は前年同期比43.8%増の11.6億円、最終利益は同2.3倍の10.7億円と大幅増益となったことが評価材料視されている。上期営業利益は18.6億円が見込まれており、第1四半期での進捗率は約62%と好スタートとなったことで上振れ期待も先行へ。なお、主力の車載分野では、中国、米国市場で売上が好調に推移したようだ。

モブキャス<3664>:1337円(同-153円)
下げ目立つ。先週末に発表した上期業績は、営業利益が6000万円、最終利益が200万円となった。4-6月期については、営業損益が5000万円の赤字、最終損益が4300万円の赤字となったことが嫌気されている。上期は「仕込みの時期」と位置付け、下期での大爆発に向けた各種施策を優先して展開。積極的な広告展開による販管費の増加などが損益面の重しとなったようだ。

ミクシィ<2121>:1281円(同-170円)
急落。先週末に第1四半期決算を発表し、営業損益は8400万円の赤字、最終損益も2.5億円の赤字となったことが嫌気されている。広告事業の苦戦が続いているほか、交流ゲーム事業も伸び悩み、売上高は同39%減と大幅減収となっている。直近では、フォトブックサービス「ノハナ」に対する関心が高まっていた経緯もあり、ネガティブ決算を受けて短期資金が流出する格好にも。《KO》

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