NY株式:ダウは72ドル安、調整売りや百貨店大手の株価急落で投資家心理が悪化

2013年8月10日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:ダウは72ドル安、調整売りや百貨店大手の株価急落で投資家心理が悪化

9日の米国株式相場は下落。ダウ平均は72.81ドル安の15425.51、ナスダックは9.01ポイント安の3660.11で取引を終了した。週末要因に加え、クレディ・スイスが買われ過ぎを理由に、資産ポートフォリオのうち株式の持ち分を縮小したとの観測も意識され、調整売りが優勢となった。また、一部百貨店大手の株価急落も投資家心理を悪化させた。セクター別では、素材や不動産が上昇、一方で電気通信サービスやテクノロジー・ハード・機器が下落した。

個別銘柄では、カナダの携帯端末メーカー、ブラックベリー(BBRY)が、株式非公開化を検討しているとの観測を受けて上昇。オンライン旅行代理店のプライスライン・ドットコム(PCLN)は、予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。一方、携帯端末メーカーのアップル(AAPL)が、中国での4-6月期のスマートフォン市場シェアが低価格端末の需要増加により急低下したとの調査会社の発表を受けて下落。百貨店大手のJCペニー(JCP)は、大株主であるヘッジファンドマネージャーが、会長の解任や取締役会の召集を要請したことで大幅下落となった。

連銀の量的緩和策縮小の時期をめぐる不透明感を受け、これまでの相場をけん引してきた金融やハイテク、小売り関連株が軟調。一方で、中国の景気拡大が安定しつつある兆候を受け、弱い動きの続いていた素材・資源関連株に戻り基調が強まっている。

(Horiko Capital Management LLC)《KO》

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