9日の中国本土市場概況:小幅上昇、堅調な経済指標で景気の下げ止まり感が強まる

2013年8月9日 17:05

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記事提供元:フィスコ


*17:05JST 9日の中国本土市場概況:小幅上昇、堅調な経済指標で景気の下げ止まり感が強まる

9日の中国本土市場は小幅上昇。上海総合指数は前日比7.34ポイント高(+0.36%)の2052.24、深セン成分指数は同31.10ポイント高(+0.38%)の8145.97で取引を終えた。中盤に利益確定売りに押されたが、その後は徐々に買い戻された。

今年7月の中国の主要経済指標が総じて堅調だったことが支援材料。7月のインフレ率が市場予想を下回ったほか、同月の鉱工業生産が予想以上の増加率だった。また、小売売上高や固定資産投資なども堅調。中国国内の機関投資家は、7月の生産者物価指数(PPI)の下落幅が3カ月連続で縮小し、景気に下げ止まり感が強いとの見方を示した。

一方、指数の上値は重い。最近に上昇したメディアや農業、旅行などに利益確定売りが広がったことが指数の足かせとなった。また、株式市場への資金流入がやや鈍っていることも一因だと分析された。統計によると、先週のA株の新規口座開設数は前週比で9.3%減少したという。

セクター別では、金など非鉄金属相場の上昇が非鉄セクターの支援材料。また、通信関連も買われた。通信大手の中国電信が今月中に第4世代(4G)通信基地局の整備拠点を決定するとの報道が買い材料。そのほか、鉄道総公司が今年の固定資産投資を拡大すると発表したことも、建材や建機などのサポート材料となった。《KO》

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