米株式:上昇、寄り付き直後に1700回復した後上げ幅縮小

2013年8月8日 23:35

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記事提供元:フィスコ


*23:35JST 米株式:上昇、寄り付き直後に1700回復した後上げ幅縮小

米株式市場

ブルマーケットが続く国内市場は続落が続いていた中で、ギャップアップしたが、S&P500は寄り付き直後に1700.18まで上昇した直後に上げ幅を縮小、6・7日の下落時、5月末や7月の上昇の動きを主導していたスモールキャップでなすラッセル2000(RUT)の下落がS&P500やナスダックといったメジャー指数よりも目立っていた中で、8日もRUTに大きな買い戻しの動きは見られず、現在むしろS&P500と共にほぼ前日引け値まで下げている。

9月資産購入縮小開始へのシナリオが根強く報じられるなかで、6日に投票権を持つメンバーのシカゴ連銀のエヴァンス総裁が、「縮小9月開始のシナリオは明らかに除外されていない」と発言。氏は春に、「毎月20万人以上の雇用が6カ月続く状態を望む」として緩和政策長期化を示唆していた。それ以降、先週末2日に明らかになった7月のデータまでで20万人を超えたことはないが、これを踏まえれば態度を軟化させているもよう。同氏は依然緩和政策を擁護していたことと、投票権を持つメンバーではこのような見方は非常に稀であることを踏まえれば意味を成すことと捉えられる。

ソシエテ・ジェネラルは7日、「9月の資産購入縮小開始は決まったことのように見える。7月30-31日の連邦公開市場委員会後、発言を行った連銀幹部(エヴァンス、ダラスのフィッシャ-&アトランタのロックハート総裁)は全員が9月縮小の可能性を示唆している」と指摘していた。8日朝、株式市場に対して非常にボリッシュとして知られるJPモルガンのトム・リー氏も自行のストラテジストの見解を紹介するかたちで、9月縮小開始を支持していた。

雇用に関しては、寄り付き前に市場予想よりも改善している先週分の新規失業保険申請件数(一方で先週分はやや上方修正)が発表されている。

個別銘柄では、ファーストフードのマクドナルド(MCD)が市場予想を上回る7 月既存店売上を発表する一方で、コストコ(COST)は下回った。小売りに関してはアパレルのアメリカンイーグル(AEO)などが、慎重な業績見通しを発表しているが、来週13日には7月の小売売上高が発表を予定されている。

海外では、イエメン政府がテロ行為を未然に防いた、と発表しているが米国政府は依然として調査中と警戒を解いていないもよう。

S&P 500は1.67高の1692.58前後で推移、ナスダック総合指数1.12ポイント高の3655.13ポイント前後で推移、ダウ平均株価は12.42ドル安の15458.25ドル。(日本時間23時25分時点)。《KG》

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