【株式評論家の視点】日東電工はスマホ、タブレット向けがけん引し増益路線へ

2013年8月8日 10:06

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  日東電工 <6988> の反転、上昇相場入りが期待できる。今2014年3月期の第1四半期は売上げ1793億円と前年同期比14%増、営業利益198億円、同21%増の大幅増収益決算となった。しかし、市場では想定内の数字と受け止められ、目先筋の売りを誘発する結果になってしまっている。

  今3月期の通期の見通しについては、売上げ7650億円(前期比14%増)、営業利益960億円(同40%増)の見通しを据え置いている。しかし、スマートフォン市場の成長を追い風としたITO(透明導電性)フィルムの販売増加に円安の効果も加わり、アナリスト筋では今期の増額を想定する声が強くなっている。目先筋の売り一巡後は、改めて好業績を見直す流れが復元する可能性が強い。

  スマートフォン、タブレットPCなどに用いる中小型ディスプレイ用の偏光フィルムは、当面は高成長を維持し、オプトロニクス部門の収益拡大の牽引役となる見込み。同社が得意とする薄型化など機能面での差別化が、依然としてシェア獲得に優位に働く点も好材料だ。

  また、ITOフィルムは、ガラス基板を用いたタッチパネルを代替する形で、タブレットPCを中心に一段の採用拡大が期待される。スマートフォン向けでも、市場開拓の余地は大きそうだ。

  同社は、現在この分野で高いシェアを握り、先行者メリットを享受しており、当面は他の製品と比較して高い利益率も維持できそう。従って、業績は来期以降も増益基調を維持する見込み。ここでのダメ押しを経て、人気復活のコース入りが有力視される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】先高のバネになるコールオプションの売り、目先は値固め先行(2013/08/06)
【じっくり投資コーナー】日本コンセプトは中期経営計画を評価して中期投資狙い(2013/08/01)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事