【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インタースペースは再動意の構え、年初来高値後の反落から切り返す

2013年8月8日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ネット広告のインタースペース<2122>(東マ)の株価は7月の年初来高値から一旦は反落したが、再動意の構えのようだ。

 アフィリエイト(成果報酬)型のインターネット広告事業を主力に、新規分野として子会社でコンテンツ・ソーシャルアプリなどのメディア事業も展開している。アジアの新興国市場にも積極展開する方針で、7月16日にはタイのバンコクに現地法人を設立(営業開始は13年10月予定)すると発表した。

 8月6日発表の今期(13年9月期)第3四半期累計(12年10月~13年6月)の連結業績は、前年同期比29.4%増収、同0.3%営業減益、同1.3%経常増益、同7.1%最終減益だった。累計ベースでは人件費や広告宣伝費の増加などで利益が伸び悩んだが、四半期別に見ると第3四半期(4月~6月)は第2四半期(1月~3月)比13.7%増収、24.0%営業増益だった。売上高は四半期ベースで過去最高となった。インターネット広告事業の好調が牽引し、メディア事業の赤字幅も縮小した。

■今9月期18%増収、営業利益33%増益

 通期の見通しについては前回予想を据え置き、売上高が前期比18.1%増の146億16百万円、営業利益が同33.6%増の7億50百万円、経常利益が同35.0%増の7億50百万円、純利益が同2.2倍の3億66百万円としている。

 通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.1%、営業利益が56.2%、経常利益が56.6%、純利益が43.9%である。利益面が低水準だが、市場拡大も追い風として金融関連を中心にインターネット広告事業が好調であり、第4四半期(7月~9月)には子会社のメディア事業の黒字化も寄与する見込みだ。

 株価の動き(4月1日付で株式200分割)を見ると、6月27日の年初来安値620円から急反発して7月中旬以降は上げ足を速める展開となった。7月25日に1311円を付けて5月7日の1300円を突破し、7月30日には年初来高値となる1340円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、8月7日には全般悪地合いの中で前日比83円(7.83%)高と再動意の構えを見せている。好業績見通しを再評価する動きだろう。

 8月7日の終値1143円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円60銭で算出)は21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS335円34銭で算出)は3.4倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって短期調整一巡感を強めている。7月30日の高値を試す展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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